「ナラティブに使われる」自衛官の中国大使館侵入に自民・河野太郎氏が懸念 細野氏も警鐘

自民党の河野太郎元外相は25日配信のユーチューブ番組で、自衛官が東京の在日中国大使館に侵入した事件を受け、中国による宣伝戦に拍車がかかりかねないと危機感を示した。「ナラティブ(言説)に使われてしまう」と述べた。番組には自民の細野豪志元環境相も出演した。 警視庁に建造物侵入容疑で逮捕されたのは、3等陸尉、村田晃大容疑者。中国大使館の敷地内の植え込みからは、村田容疑者が持ち込んだとみられる包丁のような刃物が発見された。 ■細野氏「軽くみるな」 河野氏は事件について「なぜそんなところに入れたのだ、というのがよく分からない。分からないことがたくさんある」と述べた。細野氏は「(村田容疑者は)1年弱、幹部としてきちんと研修を受けているはずだ。そこで、弾けなかったのか」と指摘した。 また、両氏の間で以下のようなやりとりも交わされた。 細野氏「逆に、例えば北京にある日本大使館に、人民解放軍の将校がやってきて」 河野氏「入ってきて、いきなり刀を振り回したといったら」 細野氏「振り回していないにしても、入ったと。日本の世論は」 河野氏「紛糾する」 そのうえで河野氏は「こういうご時世で、また日本は軍国主義に戻ろうとしているみたいな、ナラティブに使われてしまうところもあるだろう」と懸念を語った。細野氏も「そんなことはないだけに、きちんと対処しないと、これはあまり軽くみないほうがいい」と警鐘を鳴らした。 ■日米首脳会談「下駄の雪大作戦、100点満点」と河野氏 高市早苗首相とトランプ米大統領による19日(日本時間20日)の日米首脳会談も話題となった。 河野氏は「下駄の雪大作戦だったと思う。トランプ氏に気持ち良くなってもらうというのが今回の訪問の最大の目的だった。トランプ氏を持ち上げて、何事もなく首相が帰ってきた。これはこれで100点満点と言っていいと思う」と評価した。 「トランプ氏がイランを爆撃するぞと言ったらその通りになる極めて予測不可能で不安定ななかで、高市ートランプでコミュニケーションが取れて『高市はいいやつだ』というものをしっかり作って3年間頑張るというのが、作戦としては十分ありだと思う。中国などの状況を見ると、日米で一緒にやるというのは大事なことだ」と語った。

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