県内でうそ電話詐欺などの被害が増えていて、県警が注意を呼びかけています。 9月、日本で生活を始める予定のイラクの軍人を名乗り、メッセージアプリを使って県内の女性から現金約300万円をだまし取ったとして、30代の女が逮捕されました。 いわゆる「SNS型ロマンス詐欺」の手口です。 こうしたうそ電話詐欺などの被害は年々増えていて今年1月から8月までの県内における被害総額は12億5300万円にもなります。 うそ電話詐欺に対し、金融機関もATMにポスターを張るなどして、利用者に注意を呼び掛けています。 9月、県警から感謝状を受け取ったこちらの行員は、高齢女性が「口座からお金を引き出したいが、そのために違約金が必要」などと話したことから、警察に通報し、被害を未然に防ぎました。 ■ 南日本銀行 行員 「お客様との対話の中でも、違和感というのを見逃さないようにということで、いつも言われていることですので」 県警は今年から「うそ電話詐欺」と「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害を別分類として集計し、急増する被害に注意を呼び掛ける方針です。