【AFP=時事】英ロンドンの警察は11日、英国で活動を禁じられている親パレスチナ団体を支持する抗議デモで、参加者500人以上を逮捕したと発表した。 デモ参加者らは、市内トラファルガー広場で座り込みデモを行っていたが、親パレスチナ団体「パレスチナ・アクション」を支持するプラカードを掲げたとして逮捕された。 ロンドン警視庁は、深夜直前のX(旧ツイッター)への投稿で、18~87歳デモ参加者の523人を逮捕したことを明らかにした。 パレスチナ・アクションは昨年、政府によってテロ組織に指定された。団体への所属や支援は犯罪行為とみなされ、有罪と判断されれば、最長14年の禁錮刑が科される。 しかし、英高等裁判所は2月、団体のテロ組織指定を違法と判断。言論の自由の権利を侵害しているとした。ロンドン警視庁はこの判断を受けて逮捕を一時停止したが、3月下旬に逮捕再開を発表している。 デモに参加した、環境団体でマネジャーを務めるというフレイヤさんは「参加し続けることが非常に重要だ」「私たち全員がジェノサイドに反対し続けることが重要だ。政府は法的な議論で揺れ動くかもしれないが、ここにいる人々の倫理観は変わらない」と述べた。 パレスチナ・アクションが違法と指定されて以降、約3000人が団体を支持するプラカードを持っていたために逮捕されている。これまでに起訴された人も数百人に上る。 11日の抗議デモを主催した団体「Defend Our Juries」によると、参加者数は数百人。「英国政府がパレスチナ自治区ガザでのイスラエルのジェノサイドに加担し、国内での平和的抗議に対する誤った取り締まりに抗議している」と述べた。 「警察は、政府の禁止措置が高等裁判所によって違法とされたにもかかわらず、逮捕を続けている。著名な弁護士たちはいかなる逮捕も違法であると警告している」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News