「シュミガドーン!」舞台版がNYで開幕

このコラムでは、アメリカ・ニューヨークにある劇場のうち、タイムズスクエア周辺にある“オンブロードウェイ”41劇場で今週開幕する公演を紹介する。 ■ 「The Fear of 13」 The Fear of 13 2026年4月15日(水)~ ジェームズ・アール・ジョーンズ劇場 脚本:リンジー・フェレンティーノ 演出:デヴィッド・クローマー 出演:エイドリアン・ブロディ、テッサ・トンプソン、エフレイム・サイクス、マイケル・カヴィンダー、エディ・クーパー、ヴィクター・クルーズ、ジョエル・マーシュ・ガーランド、ジェブ・クリーガー 本作は、実在の冤罪被害者であるニック・ヤリスが自らの半生を語った2015年公開のドキュメンタリー映画を基に、リンジー・フェレンティーノが執筆した新作戯曲。20歳のときにアメリカ・ペンシルベニアの路上で逮捕されたニックは、強姦殺人罪で死刑宣告を受ける。22年の監禁生活後、ニックは自ら死刑執行を望み、その際に行われたDNA鑑定で無実が判明した。今回のオンブロードウェイ公演では、2024年のイギリス・ロンドン初演でヤリス役を務めたエイドリアン・ブロディが続投し、共演のテッサ・トンプソンらとブロードウェイデビューする。演出は、オリジナル版のジャスティン・マーティンに代わり、デヴィッド・クローマーが担う。 ■ 「Proof」 Proof 2026年4月16日(木)~ ブース劇場 作:デヴィッド・オーバーン 演出:トーマス・カイル 出演:アヨ・エデビリ、ドン・チードル、ジン・ハ、カラ・ヤング 「Proof」は2001年にトニー賞とピュリツァー賞を受賞した、デヴィッド・オーバーンの戯曲。天才数学者の父を亡くした娘キャサリンは、父から受け継いだ数学の才能と精神疾患に怯えながら暮らしていた。ある日、父の遺品に紛れて画期的な証明の走り書きが見つかる。キャサリンは自分が書いたことを主張しても、その不安定な精神状態を理由に姉や父の教え子から疑われてしまい……。キャサリン役をオンブロードウェイ初登場のアヨ・エデビリ、父ロバート役をドン・チードルが演じる。演出は、ミュージカル「ハミルトン」でトニー賞演出賞を受賞したトーマス・カイル。 ■ 「堕ちた天使」 Fallen Angels 2026年4月19日(日)~ トッド・ハイムズ劇場 作:ノエル・カワード 演出:スコット・エリス 出演:ローズ・バーン、ケリー・オハラ、トレイシー・チモ、マーク・コンスエロス、クリストファー・フィッツジェラルド、アーシフ・マンドヴィ 「堕ちた天使」は、劇作家ノエル・カワードが1925年に発表したコメディ。親友同士のジェーンとジュリアは、夫たちがゴルフ旅行で不在にしている間、かつて2人が同時に関係を持ったフランス人男性モーリスから来訪の報せを受ける。一緒にモーリスを待ちながらシャンパンを浴びるように飲む2人は、次第に女同士のライバル心をむき出しにしていく。主演はローズ・バーンとケリー・オハラ。2人は2023年に一夜限りで行われたラウンドアバウト・シアター・カンパニーのチャリティ朗読公演でも本作に出演しており、同劇団の暫定芸術監督スコット・エリスが引き続き演出を手がける。 ■ ミュージカル「シュミガドーン!」 Schmigadoon! 2026年4月20日(月)~ ニーダーランダー劇場 脚本・音楽・歌詞:シンコ・ポール 演出・振付:クリストファー・ガッテリ 出演:アレックス・ブライトマン、サラ・チェイス、アナ・ガステイヤー、アン・ハラダ、アヤーン・ディオプ、ブラッド・オスカー、イザベル・マッカーラ、イヴァン・ヘルナンデス、モーリク・パンチョリー、マックス・クレイトン、マッケンジー・カーツ 本作は、Apple TV+のミュージカルコメディドラマシリーズ「シュミガドーン!」のシーズン1を舞台化したもの。アレックス・ブライトマンとサラ・チェイスが演じる現代の医師カップルが、不思議な村“シュミガドーン“に迷い込む。そこは「オクラホマ!」や「回転木馬」といった1940年代から1950年代にかけての古き良きミュージカルを彷彿とさせる世界だった。2人は、突然歌い出す村人たちに困惑しながらも、そこで愛の本質を探していく。脚本・作詞・作曲を、ドラマ版も手がけるシンコ・ポールが手がけ、演出・振付を「ニュージーズ」のクリストファー・ガッテリが担う。

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