有村架純が“金密輸”に堕ちる母親役に。実話着想映画『マジカル・シークレット・ツアー』主題歌は椎名林檎『ありあまる富』

有村架純さん、黒木華さん、南沙良さんが主演を務める映画『マジカル・シークレット・ツアー』が2026年6月19日(金)に全国公開される。主題歌は椎名林檎さんの『ありあまる富』に決定し、60秒本予告が解禁された。 ■二児の母、研究員、妊婦。金密輸で出会った3人のリベンジゲーム 有村さんが演じるのは、二児の母・和歌子。夫・高志(塩野瑛久)が職場で倒れたと連絡を受け、急いで病院へ駆けつける。そこで夫の上司・田ノ上(斎藤工)から告げられたのは、夫の横領と解雇、そして借金という残酷な事実だった。 途方に暮れた和歌子が、生活のために手を出したのが闇バイト。連れて来られたシンガポールで知らされた仕事の内容は、金の密輸だった。 シンガポールで和歌子と偶然出会い、共犯者となるのが黒木さん演じる清恵と、南さん演じる麻由のふたり。清恵は奨学金の返済に追われ、借金600万円を背負った非正規雇用の研究員。後輩・椎名(青木柚)の出世をうらやむ日々を送っている。一方の麻由はキャバクラで働く未婚の妊婦で、貯金はゼロ。 二児の母、大学の研究者、そして妊婦。一見、犯罪とは無縁そうに見える3人が、金の密輸という秘密によって絆を深めていく。そして彼女たちはこう言い出す「自分たちでも密輸しちゃおうよ」――お金と自由を手にした3人の、リベンジゲームが幕を開ける。 共演には塩野瑛久さん、青木柚さん、早瀬憩さん、栗原颯人さん、篠原ゆき子さん、中島ひろ子さん、峯村リエさん、佐野史郎さん、斎藤工さんら実力派が集結している。 ■2017年の実話に着想。中部国際空港の金密輸事件とは このストーリーは実際に起きた事件から生まれたもの。2017年、約1億3000万円相当の金塊およそ30キロを韓国から密輸したとして、関税法違反(無許可輸入)などの容疑で愛知県の主婦ら5人が逮捕された。彼女たちは、タンクトップの内側に縫い付けたポケットなどに金塊を隠し、韓国・仁川空港から中部国際空港へと持ち込んでいた。逮捕された際は「韓国に遊びに行けて、小遣いももらえるアルバイト感覚だった」と供述。金1キロあたり約1万円の運搬報酬を受け取っていたという。 この事件の報道に強く心を動かされてメガホンをとったのが、『ミセス・ノイズィ』で日本映画批評家大賞・脚本賞を受賞した天野千尋監督だ。 「育児に追われていた2017年、【金塊を下着に隠して密輸した主婦5人を逮捕】という記事を目にして、強く興味を惹かれました。わたしの関心は不思議と、犯罪者である彼女たちではなく、生活者としての彼女たちの方に引き寄せられ、どんな暮らしをしていたのか? なにか事情があったのか? もしかすると同じ主婦として、どこかで自分を重ねていたのかもしれません」と当時の心境を明かしている。 今回、天野監督はシンガポールでの大規模ロケを敢行。魔法のように煌びやかで、同時に危うい金密輸の旅路を、本場の空気そのままにスクリーンに描き出す。 ■主題歌は椎名林檎『ありあまる富』。17年越しに響く痛烈な問いかけ 本作の主題歌は椎名林檎さんの『ありあまる富』。2009年にリリースされて以降、数々のアーティストにカバーされ続けている名曲である。天野監督は楽曲について、こう語っている。 「『ありあまる富』がリリースされた2009年から現在にいたるまで、世界の格差は広がり続け、奪うこと/奪われることが加速しています。金を密輸する彼女たちにとって、あるいは私たち一人ひとりにとって、または世界にとって、『富』とはなんなのか? 今あらためて林檎さんの痛烈な問いかけが、映画のラストでこちらに突きつけられる気がします」 主題歌と同時に解禁された60秒本予告では、アコースティックサウンドで流れる『ありあまる富』とともに、経済的に追い込まれた3人のリベンジゲームが動き出す。「人生は自分で作るものだと知って、生きることに夢中になった」という和歌子のモノローグが重なり、魔法のような時間の幕が開く。けれど、そんな時間がいつまでも続くわけもなく。主題歌が彼女たちの旅路を優しく包み込みながら、真価を問うように強く響く。 金密輸という秘密が結びつけた3人の、魔法のような半年間。その結末は、2026年6月19日(金)、スクリーンで確かめてほしい。 (C)2026『マジカル・シークレット・ツアー』製作委員会 ※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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