京都府南丹市で市立園部小5年だった安達結希(ゆき)さん(11)が3月から行方不明となり、遺体で見つかった事件は16日、安達さんの養父、優季容疑者(37)の逮捕という重大局面を迎えた。行方不明となった当日、自ら警察に通報し、安達さんを学校に送っていったなどと説明していた優季容疑者。安達さんの母親と再婚し同居していたが、近所では「見たことがない」という人は多い。なぜ、安達さんの遺体を遺棄したのか。京都府警は詳しい経緯の解明を進める。 同市園部町の山間部にある安達さんの自宅。近隣住民らによると、優季容疑者は昨年、安達さんの母親と再婚し、安達さんも含めて同居していた。だが、近くに住む女性は、優季容疑者とは「会ったことがない」と明かす。 別の近所の住人によると、安達さんは一人っ子で、元々は母親や祖母と一緒に暮らしていたという。「とても仲の良い家族」という印象で、母親と安達さんが一緒に歩いている姿は目にした。ただ、この住人も「お父さんを見たことはない。どんな人なのかも分からない」と証言する。 自宅から小学校までは約9キロ。安達さんは普段、スクールバスで通っていたというが、行方不明となった23日は「車で送っていった」と優季容疑者は説明した。しかし、こうした様子は学校周辺の防犯カメラに写っていなかった。 学校側から母親に、安達さんが登校していないという連絡が入ると、優季容疑者は自ら110番していた。 行方不明となってから3週間あまり。この間、安達さんのかばんなどが散発的に見つかったが、発見場所は離れており、不自然さも指摘されていた。府警は、こうしたことに優季容疑者が関与していたのかなども含め、全容解明を進める方針だ。