京都・南丹市で起きた11歳男児の遺体遺棄事件で逮捕された父親の安達優季容疑者(37)。 その身柄が16日午後、検察に送られました。 これまでの調べに、殺害についても認めていることが分かりました。 行方不明だった11歳の安達結希さんの遺体が南丹市内の山林で発見されたのは、13日のことでした。 警察は15日、死体遺棄の容疑で結希さんと安達容疑者が住む自宅を家宅捜索しました。 その狙いについて、専門家は次のように分析します。 法科学研究センター・雨宮正欣所長: (Q.自宅の家宅捜索について)捜索と同時に検証をやっている。家全体のいろんなものが、どこに置いてあるか、いろんな距離を測り、見取り図を作る。何かが発見されたら「それがどこにあったか」を記入する。「どこから採取したか」が非常に重要。記録してないと、そもそも証拠にならない。「ここの部屋の入り口から何メートル」など(記入)。 警察は家宅捜索を行うとともに、親族から事情を聴き、16日未明に安達容疑者を逮捕したのです。 捜査関係者によると、安達容疑者が重要参考人となったのは、結希さんが消息を絶った当日の3月23日のことでした。 この日、警察から状況を聞かれた安達容疑者は「結希さんを車で学校に送り届けた」などと説明しました。 これに先立ち、小学校側が結希さんの自宅に連絡した際、応対した安達容疑者だけは、なぜか結希さんが学校に来ていないことを知っていたという印象を受けたということです。 そうした状況などから、警察は安達容疑者に疑いの目を向けたということです。 小学校から中学校時代の安達容疑者を知る人は、当時の様子をこう明かしました。 安達容疑者の小・中の同級生: 自ら騒ぐタイプではなかった。一緒に遊んだり、はしゃいだりしていたかもだが、目立つようなタイプではない。(Q.リーダーシップとっていた)生徒会長をしていた印象。 安達容疑者は「最初の遺棄現場で殺した」と供述し、結希さんの殺害についても認めていることが分かりました。 さらに、殺害した結希さんの遺体を複数の箇所に移したといいます。 結希さんが消息を絶ってから3週間余りに及んだ大規模な捜索の背景には、そうした状況が関係していたのでしょうか。 1週間前に結希さんの捜索エリア周辺を取材していた際、近くに住む人は警察の意図について次のように話していました。 近隣住民: (Q.どうしてここだと思うか)ここのルートは通学のバスが通ったり、仕事にいくのに通る道。その付近の山を捜しているのかな。(Q.学校と自宅の間)そうですね。いわゆる内縁の夫か知らないけど、(結希さんの)お父さんといわれてる人、その人が勤めでいくルート。車でいくから。(Q.なんで勤め先知ってる)田舎の人ってみんなどこで勤めているって知っている。 結希さんはなぜ、どのような状況で死亡するに至ったのか、警察は事件の詳しい経緯を調べる方針です。