30分で事件の証拠発見 警察犬2匹を表彰 神奈川県警鎌倉署

強盗致傷事件の被疑者逮捕に貢献したとして神奈川県警鎌倉署は14日、2匹の警察犬を表彰した。 感謝状と「カモシカジャーキー」を贈られたのは、ジャーマンシェパードのコンビで、いたずら好きで暴れん坊のオラフ号(オス、4歳)と頑張り屋のベテラン・ニケ号(メス、8歳)。ニケ号とペアを組む鑑識課警察犬係の関根真由子巡査長は「訓練の成果を発揮できた」と喜んだ。 事件は、鎌倉市の住宅街で1月9日早朝に起きた。複数の男が住宅に侵入して住人を鉄パイプで殴るなどしてけがを負わせ、現金や1100万円相当の腕時計などを奪った。 出動要請を受けた2匹は午前7時ごろから捜索を始めた。オラフ号が玄関からにおいをたどり、途中からバトンタッチしたニケ号が約50メートル離れた場所で遺留品を見つけた。出動からわずか30分ほどだったという。 オラフ号とペアを組む天野拓也警部補は「車や人の通行でにおいが上書きされるので時間との勝負だった。早朝で条件がよかった」と振り返る。 県警は3月までに住居侵入と強盗致傷の疑いで男6人を逮捕した。2匹が見つけた遺留品が裏付けの証拠となった。県警はSNSで緩やかにつながり様々な犯罪に関与する匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)絡みの可能性があるとみて、背後関係や他県で起きた同種の事件との関連を調べている。(小林日和)

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