北海道旭川市の旭山動物園で、妻の遺体を焼却炉で損壊した疑いで逮捕された職員の男について捜査本部は、夫婦間のトラブルが動機の可能性があるとみて調べを進めています。 命の大切さを伝える動物園で、妻の遺体を損壊した疑いが持たれている鈴木達也容疑者。学生時代から交際していた二人の間に一体何があったのでしょうか。 ■犯行後に取材カメラに映る鈴木達也容疑者 4月6日に園内で撮影したVTRに映る鈴木達也容疑者33歳。この時すでに、妻の遺体を焼却炉で燃やしていたとみられます。 事件後の4月6日、職員の朝のミーティングの様子です。同僚と談笑し、笑顔を見せるなど、鈴木容疑者はいつもと変わらない様子で勤務していました。この4週間後。 片山侑樹記者(5月2日・旭川東警察署) 「鈴木達也容疑者がいま、警察官に隠されるようにして車の中に乗っていきました」 鈴木容疑者は、3月31日ごろ、妻・由衣さん(33)の遺体を旭山動物園内の焼却炉で燃やして損壊した疑いが持たれています。 ■「2時間以上燃やした」「妻は灰になった」などと供述 「2時間以上燃やした」「妻は灰になった」などと供述している鈴木容疑者。 焼却炉からは4月、複数の人の骨とみられるものが見つかっていて、鈴木容疑者の供述や防犯カメラの映像などから、由衣さんの遺体の一部と判断されました。 警察の取り調べに対し「間違いありません」と容疑を認めている鈴木容疑者。事件の前に、妻を脅していたとみられています。 「残らないよう燃やし尽くしてやる」 由衣さんは、行方不明になる直前「夫から脅迫を受けていて怖い」と、親族に相談をしていたということです。 ■「夢が叶って飼育員に」動物への愛情をにじませていた鈴木容疑者 8年前の2018年、新人職員だった鈴木容疑者をHBCが取材した際、鈴木容疑者は「ようやく今年、夢が叶って飼育員に異動…」と語っていました。 2019年にはアザラシを担当し、「アザラシ1頭あたり1日だいたい2kgくらい、ホッケ20匹ぐらい食べてます」など来場者の前で説明していました。