京都府南丹市園部町の山林で行方不明になっていた園部小の安達結希(ゆき)さん=当時(11)=が遺体で見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された父親の会社員安達優季(ゆうき)容疑者(37)=同町大河内垣内=が、逮捕前の任意聴取に対し、「(結希さんに)父親じゃないと言われた」などと供述していたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。 二人の間には関係性を巡るトラブルがあったといい、京都府警捜査本部(南丹署)は、こうした言動が犯行動機の一つになった可能性もあるとみて、慎重に捜査する方針。 安達容疑者は昨年、結希さんの母親と結婚。結希さんとは養子縁組をして養父となり、3人で生活していた。捜査関係者によると、安達容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、事件当日の3月23日に結希さんを学校に送る車内で口論になり、「父親じゃないと言われた」などと説明したという。 安達容疑者の逮捕容疑は3月23日朝ごろ、自宅近くの同町内の公衆トイレで結希さんの首を絞めるなどして殺害した疑い。 司法解剖で結希さんの死因は不詳とされたが、捜査本部は詳しい鑑定から、窒息死の疑いがあるとみている。 結希さんは同日朝に登校しなかったことから行方不明が判明。安達容疑者は同日正午ごろ自ら110番し「(結希さんを)車で園部小まで送り届けた」などと説明した。捜査本部は、安達容疑者が学校で結希さんを降ろさず自宅方面に戻り、道中の公衆トイレで殺害したとみている。 府警は4月16日、結希さんの遺体を複数箇所に運び込んで隠し、遺棄したとして、死体遺棄容疑で安達容疑者を逮捕した。捜査本部によると、容疑者は3月23日から1週間のうちに、結希さんの通学用かばんや結希さんのものとみられるスニーカーの発見場所付近など南丹市内の4カ所に遺体を移動させていたという。