宮城県教育委員会は15日、校内に小型カメラを設置して児童の着替えを盗撮したとして、石巻市立大谷地小学校の男性教諭(53)を同日付で懲戒免職処分にし、発表した。教諭は昨年11月、性的姿態等撮影処罰法違反の疑いで逮捕され、石巻簡裁が今年3月、同罪で罰金50万円の略式命令を出した。全額納付済みという。 県教委によると、教諭は昨年11月、自身が勤める学校内の女子児童の更衣室として使われている教室の本棚に小型カメラを設置し、着替えを盗撮した。清掃作業をしていた児童がカメラを発見したという。起訴状によると、当時12歳の児童2人の下着が写っていた。 県教委の聞き取りに対し、教諭は「体操着の半袖の中に長袖のインナーを着ていないか確認するために撮影した」と説明。性的な目的を否定し、実際には存在しない校則を守っているか確かめるためだったと主張した。一方で、「短絡的な考えで起こしたことに巻き込み、申し訳ない。教壇に戻ることはできないと認識している」と話しているという。 盗撮事案を受け、県教委は緊急のオンライン会議を開いたが、県立学校長らへの訓示、盗撮防止のための点検の手順や注意事項の説明にとどまった。記者会見で担当者は「不祥事には厳しく対処し、原因の分析と再発防止に全力を尽くす。さらに何ができるのか検討したい」と述べた。 また、東京都内の2店舗で1月、化粧品など19点(14万6190円相当)を盗んだとして、東部教育事務所管内(石巻、登米、東松島市、女川町)の小学校の女性教諭(34)を停職9カ月の懲戒処分とした。 女性教諭は盗んだ直後に「自分は何をしているのだろう。罰を受けなければ止められない」などと考え、交番に自首。窃盗の疑いで現行犯逮捕された。東京地裁が3月、窃盗罪で罰金50万円を言い渡し、納付したという。15日付で依願退職した。(手代木慶)