栃木の強盗殺人 不審車両の情報を把握・警戒する中で発生 警察庁が「犯行の下見」への対応を徹底するため全国の警察に通達

栃木県上三川町で不審車両などの情報が寄せられ警察が警戒する中で、女性が殺害される強盗殺人事件が起きたことを受け、警察庁は、犯行グループによる現場の下見についての対応を徹底するため、全国の警察に通達を出しました。 栃木県上三川町の自宅で富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件の現場周辺では、事件のおよそ1か月前からたびたび不審な人物や車、バイクが目撃され、富山さんの親族が3回にわたって警察に情報提供するなど、複数の人が警察に通報していました。 栃木県警は、通報をきっかけに盗難ナンバーの車に乗っていたとして男を逮捕したほか、パトロールを強化していたとしていますが、こうした中で強盗殺人事件が起きたことを受け、警察庁はきょう、全国の警察に通達を出しました。 通達は、匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウによる犯罪の下見とみられる行為や強盗・侵入窃盗の犯行計画などを把握した際は、住人の安全確保と犯罪の未然防止を徹底するため対策をとるよう求めるものです。 具体的には、▼警察本部が関与して部門を超えて警戒・対処するための態勢を確立すること、▼犯罪の標的となる場所や人については張り込みや緊急通報装置の貸し出しなど確実な警戒を実施すること、▼聞き込みや防犯カメラ精査などを直ちに行い、情報収集をすること、▼赤色灯を点灯させるなど「見せる警戒活動」による犯罪の抑止、▼ちゅうちょなく職務質問を行い、所持品検査を徹底すること、▼下見をする人物を迅速に特定、強盗・侵入窃盗の実行前に確保するよう努めること、▼都道府県を越えての犯行を念頭に関係都道府県警察と迅速に情報共有を行うことなどが盛り込まれています。

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