韓国・映画監督暴行死、加害者らの「通話録音」公開で波紋が拡大

【05月19日 KOREA WAVE】韓国のキム・チャンミン監督を集団暴行して死亡させた加害者らが、犯行直後に「殺すことしか考えていなかった」と話し、警察の捜査を嘲笑する通話録音が公開されて波紋が広がっている。 最近、JTBCが公開した録音記録によると、暴行の主犯とされるイ氏は事件当日、警察の取り調べを受けた後、共犯とされるイム氏と通話し、「殺そうと思って蹴り、殴り、眠ったようだったのでまた殴った」「『お前はそのまま死ね』と言いながらパウンドを打ち込んだ」と当時の状況を具体的に語った。パウンドとは、倒れている相手に拳を打ち下ろす格闘技用語だ。 それだけでなく、イ氏は通話で「自分の手で殺さなければならないと思った」「殺すことしか考えていなかった」などと、殺意を繰り返し示した。 問題は、この通話録音が事件から6カ月たってようやく押収された点にもある。警察は6カ月間、一度も家宅捜索をせずに事件を検察へ送致し、検察の専従捜査チームがその時点で加害者らの携帯電話を押収した。 検察は4日、2人の逮捕前被疑者尋問でこの通話録音を再生し、その後、裁判所は約3時間で拘束令状を発付した。 これまでイ氏の容疑は、人を殴って過って死亡させた傷害致死だったが、検察は殺意が確認されたとみて、容疑を殺人罪に変更する。 公開された録音には、警察捜査を嘲笑する会話も含まれていた。当時、警察は防犯カメラを確保していたにもかかわらず、イム氏については単に止めに入った行為と判断し、立件しなかった。だが、イ氏は通話で「笑えるのは、警察が俺たち2人でやったと知らないことだ」「お前は止めたと供述した」と話し、「ヘッドロックをかけたことは話していない」と、犯行を隠していた事実も明らかになった。 暴力の前科7犯だったイム氏は当時、執行猶予期間中だった。イム氏は「今回はすぐに手錠だ」とし、「知らない人だと言えばだめか」と提案した。自分が逮捕を避けるのは難しいと判断したためだ。 しかし、警察は主犯とされるイ氏についてだけ逮捕状を請求し、それさえも棄却された。その後、補充捜査を経てイム氏を共犯として追加立件した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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