学習塾大手の講師だった男が教え子になりすまして、英検を替え玉受験し、その成績を近畿大学の入試で悪用したとして逮捕された事件。その具体的な手口とは。 報告・加藤沙織 記者 「午後0時半前です。野口容疑者を乗せた車が今、警察署から出ていきます」 車の中で上半身を伏せて、19日送検された学習塾大手「個別教室のトライ」の元講師、野口瑞希容疑者(35)。 自身の教え子を大学に合格させるために取ったとされる手段は、替え玉受験という不正行為でした。 警察によりますと、野口容疑者は塾の講師だった去年9月、教え子の当時17歳の男性になりすまして英検2級を受験。 申し込み時に野口容疑者の写真を登録していたため、試験当日も替え玉は見抜かれずに英検は合格したということです。 そして、去年11月、教え子の近畿大学の入学試験に英検のスコアを使って不正に出願し、大学の業務を妨害した疑いがもたれています。 この入試は、教え子本人が試験日に受けた英語の試験の成績と、事前に提出した英検の成績の良かった方が採用される仕組みで、実際に替え玉受験の英検の成績が採用され、教え子はいったんは合格しました。 しかし、その後、受験生だった教え子の家族が異変に気づきます。 教え子の母親(吹き替え) 「学生証の顔写真が別人」 実は、野口容疑者は出願時に自身と教え子の顔を合成した顔写真を使っていて、その顔写真がそのまま学生証の顔写真にも使われていたのです。 家族が大学に申告し、事件は発覚。合格は取り消されました。 野口容疑者は調べに対し、容疑を認めていて、警察は教え子からも詳しい経緯を任意で聞いています。 **********************************