イスラエルから帰国した韓国人活動家「軍の暴行受け、耳がよく聞こえない」

ガザ地区へ向かう支援船に乗船中、イスラエル軍に拿捕されていた韓国人活動家らが帰国した。 活動家のキム・アヒョン氏(活動名ヘチョ)とキム・ドンヒョン氏は22日午前6時23分ごろ、タイ・バンコク発の航空便で仁川(インチョン)空港に到着した。 2人は黒いTシャツにジーンズ、スニーカー姿で、やや疲れた様子だったが、明るい笑顔を見せた。その後、2人の活動を支援してきた「パレスチナ解放のための航海韓国本部(KFFP)」が用意したスカーフを首に巻き、出迎えに来た他の活動家らと抱擁を交わした。 アヒョン氏は記者団に対し、ガザ地区へ向かった理由について、「多くの人が爆撃だけでなく飢餓によっても命を落としている」とし、「そこに人がいる以上、中東情勢がどれほど危険でも、再び航海を試みるべきだと考えた」と語った。 そのうえで、「いつでもガザ地区へ行く計画がある」とし、ガザ地区へ向かう航海を再び試みる考えを強調した。 外交部が旅券無効化の方針を維持したことについては、「人は自分が住みたい場所に住み、行きたい場所へ移動する権利がある」とし、「政府が旅券という法的手続きで私を止めたとしても、私は自分のしたいことをする権利がある」と述べた。 アヒョン氏は昨年10月にも同じ活動に参加し、イスラエル軍に逮捕された後、釈放されている。当時、韓国外交部はアヒョン氏の旅券を無効化していた。今回の帰国は、外交部が発給した旅行証明書によって行われた。 アヒョン氏は、拘禁の過程でイスラエル軍による暴行があったとも主張した。「イスラエル軍は非常に興奮した状態で、拘禁施設に入れられた時には、すでに多くの人が暴行を受けた後だった」とし、「私も顔を何度も殴られ、左耳がよく聞こえない状態だ」と伝えた。 ともに帰国した活動家のキム・ドンヒョン氏も、「イスラエルが私たちに行ったことは、公海上で何の武器も持たない船を拿捕し、民間人を拷問して監禁した、耐え難いレベルの暴力だ」とし、「イスラエルは合法的な措置だと言っているが、全く事実ではない」と語った。 アヒョン氏は19日(以下、現地時間)にガザ地区近海で、ドンヒョン氏は18日にキプロス近海で、乗船していた支援船がイスラエル軍に拿捕された。イスラエルのガザ地区封鎖を突破し、支援物資を届けるという趣旨だった。 拿捕の過程で、活動家らが手を縛られたまま、ひざまずかされている写真などが公開され、国際社会で論争を呼んだ。2人は20日に釈放された。 アヒョン氏とともに船に乗り、その後釈放された韓国系米国人のジョナサン・ビクター・リー氏(活動名スンジュン)は、現在トルコ・イスタンブールに滞在している。

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