兵庫県たつの市で親子2人が遺体で見つかった事件で、兵庫県警は殺人の疑いで42歳の男の逮捕状をとり、公開捜査に踏み切りました。 黒い帽子に眼鏡をかけ、黒っぽいショルダーバッグを抱えて歩く男。 殺人の疑いで全国に指名手配された住所・職業不詳の大山賢二容疑者(42)です。 5月13日ごろ、兵庫県たつの市の住宅で田中澄恵さんの娘である千尋さんを刃物のようなもので複数回突き刺し、殺害した疑いがもたれています。 5月19日、田中澄恵さんと娘の千尋さんが殺害されているのが見つかった事件は、容疑者の公開捜査という新たな展開を迎えました。 警察は、防犯カメラの映像とともに容疑者の特徴を公開。 大山容疑者は身長約160センチのやせ形で黒髪、白いマスクをつけグレーの靴を履いて歩く姿が確認されています。 また、大山容疑者は約10年前まで、殺害された田中さん親子の隣の家に住んでいたこともわかりました。 報告・瀧本怜佳記者 「大山容疑者は約10年前、被害者の家の南隣にあるあちらの空き家に住んでいて、 現場周辺に土地鑑があったとみられるということです」 近隣住人 「(大山容疑者は)中学校を卒業するまではいたような気がするね。おとなしい子ですよ。もう、かわいい子や。人形みたいな子や。一番痩せていて、ご飯食べよったかいうくらいガリガリの子やった」 さらにきょう(25日)、捜査関係者への取材で新たな事実が判明しました。 事件発覚前の5月16日、大山容疑者が兵庫県高砂市の路上で寝ていたところを通報され、警察官に話を聞かれていたというのです。 その際、警察官に対し、「人を殺した」という趣旨の話をしたとのことです。しかし、話がかみ合わず具体性もなかったことから逮捕には至らず、警察は過去に住んでいたとみられる事件現場付近まで送り届けたということです。 過去に住んでいたことから、この地域を知っていたとみられる大山容疑者。犯行後、現場周辺を徘徊していたとみられます。 高砂市で目撃された日の翌日の17日未明。たつの市の現場付近では。 近隣住人 「(17日の午前)4時20分すぎくらいに娘から連絡が入って、『玄関先に男の人が座ってて気持ちが悪いから家に入れない』と。(主人が)『立て』と言ったら立てないくらいプルプル震えていた。すごいガリガリでしたよ。すごい薄着で、黒い帽子に眼鏡で白いマスク、上着が白っぽい薄い服を着て、下が黒いパンツ姿。自分の横にトートバッグ、トートバッグの中に上着が入っていた。(警察の公開情報と)まったく同じ。(目の)焦点が合わない感じ」 大山容疑者と特徴の似た人物が、現場付近で目撃されていました。 さらに、同じ日の午前5時ごろ、現場周辺の別の防犯カメラには服装のよく似た人物が歩く姿が。 大山容疑者と田中さん親子との間でトラブルがあったのかなどについては、明らかになっていません。 警察は情報提供を呼び掛けるとともに、容疑者の行方を追っています。