【AFP=時事】イスラエルは26日、フランス系パレスチナ人の弁護士サラ・ハムリ氏について、2025年後半に摘発・解体された東エルサレム出身のパレスチナ人で構成される「テロ細胞」を欧州から組織し、指揮していたと主張した。 イスラエルの警察と国内治安機関シンベトは共同声明で、「2025年11月~12月、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)のメンバーである東エルサレムの住民5人が逮捕され、シンベトによる尋問を受けた」と発表。 「シンベトの捜査により、ハムリ氏が2024~2025年の間に、複数の欧州の国々でイスラエル国内でテロ活動を行うことを目的としたインフラを構築するためにこのテロ細胞のメンバーらと面会し、勧誘していたことが明らかになった」「この目的を達成するため、ハムリ氏は彼らに対し、暗号化通信が可能な携帯電話を支給していたとされる」と述べている。 エルサレムでフランス人の母親のもとに生まれたハムリ氏は、イスラエルが占領し後に併合した東エルサレムに居住するパレスチナ人に与えられる「永住許可」を保有していた。 だが、イスラエルはハムリ氏が国家への「忠誠義務に違反した」として2022年11月後半に永住許可を剥奪し、その1か月後にフランスに追放した。ハムリ氏はこの措置を「追放」だと糾弾している。 ハムリ氏は2005年に逮捕され、2008年にイスラエルの裁判所から、イスラエルの元チーフ・ラビでユダヤ教超正統派の宗教政党「シャス」の創設者であるラビ・オバディア・ヨセフ師の暗殺計画に関与したとして、拘禁7年の判決を言い渡された。 一貫して無罪を主張しているハムリ氏は、フランス系イスラエル人兵士ギアド・シャリット氏の身柄解放を確保する「人質・捕虜交換」の一環として、2011年に釈放された。 イスラエル側はハムリ氏について、同国が「テロ組織」に指定しているPFLPの一員であると非難ししているが、弁護士であるハムリ氏はこの主張を全面的に否定している。【翻訳編集】 AFPBB News