「おい、ジャイアンツ!阿部監督を辞めさせちゃダメだよ」 カメラに向かってこう訴えたのは、落語家・立川志らく(62)。5月26日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、「緊急配信!巨人軍阿部慎之助監督を救え」と題する動画を公開した。 前日25日夜、巨人・阿部慎之助前監督(47)が長女(18)対する暴行の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。次女とケンカしていた長女を注意したところ、言い返されたことから胸ぐらを掴む、押し倒すなどの暴行を加えたとみられている。 「長女は父とのトラブルを生成AIサービス『ChatGPT』に相談し、提示された回答に従って児童相談所に連絡したそうです。児童相談所が110番通報したことで、警視庁渋谷署が阿部前監督を現行犯逮捕。阿部前監督も調べに対して『カッとなった』と事実を認めており、証拠隠滅や逃亡のおそれがないとして26日未明に釈放されました」(全国社会部紙記者) 釈放後に自ら球団に辞任を申し入れ、同日正午前に謝罪会見を行った阿部前監督。会見では長女から託された手紙を代理人が代読し、児童相談所経由で警察に通報されたことに《1番驚いているのは自分自身》と率直な気持ちがつづられていた。 いっぽう巨人の山口寿一オーナー(69)は、「暴力を振るった事実は重く、監督を続けることは許されないと判断しました」とコメントを発表。しかしSNSやネットでは事件の経緯から、“辞任は重すぎるのでは”と議論が巻き起こることに。オンライン署名サイト「Change.org」では、阿部前監督の辞任撤回を求める署名活動が次々と立ち上げられている。 そうした動きが注目を集めるなか、志らくも辞任撤回を訴えるひとりのようだ。 冒頭のYouTubeチャンネルでは事件の経緯を振り返りつつ、「要はきょうだいゲンカをしてるとこに、父が止めに入った。その父が、要はとっても恐ろしかったんでしょう」と長女の心境を推察。記者会見で読み上げられた長女の手紙に、父娘間で解決したことが記されていたことから、こう問題提起したのだった。 「これ、ただの親子喧嘩じゃねぇか。そりゃ、逮捕されたって事実は重いよ。でも、ただの親子喧嘩で、なんで職を失うことになっちゃうの?」 さらに「私は決して暴力を容認するつもりはないけれども、この法治国家において暴力というものは、認められてしまってるんだ」と切り出し、次のように持論を展開。 「悪いことをすると捕まる、裁判にかけられる。で、言って聞かせてわかるような人には、執行猶予がつきます。言ってわからない奴は痛みを与える。つまり、懲役刑を科すわけだ。これ1つの暴力です」 続けて「暴力っていうのは会話の延長線ですからね。会話でどうにもならなくなって、こうなる」とも述べ、「懲役刑の1番すごいのが死刑になってしまう。国家が認めた暴力なんです」と説明していた。 ■巨人ファンに「嘆願書書け」と提言、球団にも「お願いですから謹慎だけで」と懇願 阿部前監督が逮捕されたと報じられた当初は、「けしからん」「なんとか娘さんを救わなくちゃいけない」と感じていたという志らく。しかし長女の手紙の内容を読んで、「ただの親子喧嘩なんだ」と考えを改めたようだ。 志らくは「(阿部前監督が)逮捕されたっていうのは、ジャイアンツの歴史の中では本当に汚点です。だけども、それで監督の職を奪っちゃっていいの?なによりも、娘さんはまだ18歳でしょ。娘を第一に考えないと」と訴え、「“父親の大切な大事な宝物の野球を、私が奪っちゃった”って、娘さんがそう思ったら、これ立ち直れないよ」と力説。 続けて「阿部監督の娘さんを救うためにも、監督は謹慎処分。ちょうど交流戦だから。交流戦の間はお休み。で、後半戦は出てくる」と要望を掲げ、こう呼びかけたのだった。 「何十万人、何百万人いるジャンツファン、いま黙ってる場合じゃないよ。嘆願書書け、皆んなで。“そういうことは許してやってくれ”、“そうしないと、もう野球見に行かねぇぞ、ジャイアンツ戦”って。それぐらいの気持ちで助けてあげないと」 自身は中日ドラゴンズのファンでありがならも、「だって、普通の監督じゃないよ。あの阿部慎之助だよ、あの憎き阿部慎之助だよ。いいところでよく打たれたよ。あれだけの選手、救ってあげないと」と熱弁した志らく。 その持論はさらに熱を帯び、「こんなことを言うとね、“志らくの奴は暴力を容認している”、“とんでもねぇ奴だ”って(他人が)言うかもしれないよ。いいよ、“とんでもない奴”って言ったって。ジャイアンツファンには、この言葉は届いてるはずだ」ともコメント。 最後は巨人の球団に向けて、「お願いですから謹慎だけで、辞任とか、解雇とか、それは許してやってください。娘さんのためにもお願いします。ジャイアンツのためです。巨人軍は永久に不滅です」と頭を下げていた。