大阪地検特捜部が手掛けた業務上横領事件で違法な取り調べを行ったとして、特別公務員暴行陵虐罪で付審判(刑事裁判)にかける決定が出された当時の特捜部検事、田渕大輔被告(54)に対し、大阪地裁は28日、初公判の期日を7月10日に指定した。被告側は無罪を主張するとみられる。 業務上横領事件では学校法人の土地取引を巡って特捜部に逮捕・起訴された不動産会社「プレサンスコーポレーション」の元社長、山岸忍氏(63)の無罪が確定している。 決定によると、被告は山岸氏の元部下=同罪で有罪確定=の取り調べを担当。令和元年12月、机をたたきながら「検察なめんなよ」「プレサンスの評判をおとしめた大罪人」などと発言したとしている。 山岸氏は、被告が特別公務員暴行陵虐罪で不起訴になったことを不服とし付審判を請求。大阪高裁が6年に認めた。