逮捕・起訴の八代市議が「捜査情報の収集」依頼か 共犯の男が市職員らに接触 【熊本・八代“巨額”汚職事件】

八代市の新庁舎建設をめぐり、逮捕・起訴された八代市議会議員が、一緒に逮捕された男に、捜査状況などの情報を集めるよう依頼していたとみられることが新たに分かりました。 ■「事前の打ち合わせ、指示はあったのか」 5月14日に開かれた、八代市の新庁舎建設における業者選定の経緯を調べる百条委員会で、委員会の在り方に疑問を呈する自民党八代市議団が、証人として証言した市の職員に質問しました。 自民党八代市議団所属の市議「(委員長と)事前打ち合わせ・指示などはあったのか」 百条委員会の開催前に、中山諭扶哉委員長から証言内容に関する指示があったのではないか、と問いただしたのです。 証人「事前の打ち合わせ等は一切ございません」 自民党八代市議団所属の市議「委員長にも会っていないですか?」 自民党八代市議団所属の市議「私の手元にこちらの写真があるんですが、これはあなたですよね」 ■「取材名目」で接触か 市議が示した委員長と市職員が映る写真は、今回の汚職事件で、賄賂を隠そうとした疑いで5月25日の週に逮捕された伊藤卓也容疑者(51)が撮影したものとみられています。 捜査関係者によりますと、伊藤容疑者は、あっせん収賄の罪で起訴され5月25日の週に再逮捕された、成松由紀夫市議(54)と以前から知り合いで、成松市議から依頼を受けて、今年3月ごろ、中山委員長や証言予定だった市の職員に接触したとみられています。 関係者によりますと、写真が撮影されたのは八代市内のホテルの会議室で、伊藤容疑者は中山委員長と市の職員を「取材名目」で呼び出していたということです。 写真はその後、成松市議を介して自民党八代市議団に共有され、百条委員会の場で示されたと見られています。 ■情報収集の見返りに…? また、別の関係者は、RKK熊本放送の取材に対し、伊藤容疑者から「警察の捜査状況について知っていることはないか」などと聞かれたことがあったと話しました。 警察は成松市議が伊藤容疑者に情報収集を依頼し、その見返りとして金を渡していた可能性もあるとみて、捜査しています。

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