東京・上野で1月に現金4億円超が盗まれるなどして暴力団幹部ら7人が逮捕された事件で、警視庁暴力団対策課は、窃盗の疑いで、指定暴力団住吉会系幹部、山口京一(29)=千葉県茂原市=ら3人を新たに逮捕した。暴対課は認否を明らかにしていない。 ほかに逮捕されたのは、いずれも職業不詳で、東京都豊島区の北原誠(42)、東京都荒川区の宮川祐一郎(52)の2容疑者。 警視庁は3月、指示役とみられる指定暴力団山口組系幹部の狩野仁琉容疑者(21)ら7人を逮捕し、うち5人が窃盗罪で起訴された。逮捕された容疑者らの自宅などからは被害金とみられる現金計約3570万円が見つかったという。 暴対課は、山口容疑者が実行役を募り、集合場所などを指示していたとみている。北原容疑者は事件前後に狩野容疑者らと行動を共にしており指示役の1人とみられ、宮川容疑者は現場に乗り捨てられた車の調達を指示した疑いがある。 3人の逮捕容疑は1月29日夜、共謀の上、台東区の路上で、30代男性が管理していた現金約4億2300万円が入ったスーツケース3個を盗んだとしている。 事件直後の1月30日未明には大田区の羽田空港第3ターミナル付近の駐車場で、約1億9000万円を運搬中のグループが襲撃される強盗未遂事件が発生しており、暴対課が関連を調べている。