機内持ち込み手荷物に爆発装置 当局サクラメント空港で男を逮捕

サクラメント、カリフォルニア州、6月5日 (AP) ー 米西海岸カリフォルニア州のサクラメント国際空港で先週末、航空機を破壊するのに十分な威力があると当局が説明する爆発装置のほか、トーチライター、ナイフ、結束バンドなどをバッグに入れて保安検査場を通過しようとした男(49)が逮捕された。連邦検察当局が明らかにした。 連邦検事の発表によると、サクラメント在住のこの男は、スカーフで顔を覆い、ラテックス製の手袋を着用していた。また、携帯電話を5台所持しており、うち1台は15分間のタイマーが始動するように設定され、もう1台の画面には別の電話番号から「連絡を待っている」とのメッセージが表示されていた。 検察が公開した証拠写真には、トイレットペーパーの芯ほどの大きさの段ボール製の筒に、緑色の導火線が取り付けられた様子が写っている。爆発物処理班が装置を検査したところ、火薬と導火線は「実効性があり、強力なものであると判断された」という。 連邦検事は、もしこの装置が高度1万フィート(約3キロ)以上を飛行中の気圧調整された航空機の窓の近くで爆発していた場合、「機体を損傷させ、機内の気圧低下(減圧)を引き起こした可能性がある」と指摘した。 連邦地裁への告訴状によると、装置が空港から搬出される前、警察官らは爆発衝撃抑止マットを被せ、周辺区域に立ち入り禁止のテープを張って対応した。 男は5月30日に逮捕され、6月3日にサクラメントの連邦地裁に出廷。空港内での爆発物の不法所持罪に問われている。告訴状では、男が事件前の数カ月間、連邦捜査局(FBI)に「脅迫や威嚇を受けている」とまとまりのない電話を繰り返しかけていたことも挙げられている。 男の国選弁護人は4日、AP通信への電子メールで「こうした事件では、政府側の主張だけでなく、それ以上の背景があることが多く、今後の刑事手続きの中で被告側の言い分も明らかになるだろう」と述べた。 運輸保安庁(TSA)の検査場で、男に対してどれほど詳細な所持品検査が行われたかはすぐには明らかになっていない。米国では昨年、空港の保安検査時に靴を脱ぐ義務が撤廃された。靴を脱ぐ検査は、2001年にパリ発マイアミ行きの便で起きたリチャード・リード元死刑囚による「靴爆弾未遂事件」の数年後、2006年から義務化されていた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加