想像を絶する48年の死刑囚生活「袴田事件」 無罪判決が踏み込んだ「3つのねつ造」【2024年の重要判例】

2024年も多くの判決が下された。事件の当事者へのインパクトは当然大きいが、法令の解釈が鋭く争われるなど専門家注目の判決もあれば、報道などで社会的耳目を集めた判決もある。 一般民事事件や家事事件のほか、刑事事件や企業法務まで幅広く手がける神尾尊礼弁護士に、法曹界に留まらず社会的に話題となった著名な判決から、特に画期的だと感じた事例を厳選して、判決の振り返りとともに、重要なポイントに絞って解説してもらった。 今回取り上げるのは、「袴田事件無罪判決」(静岡地裁令和6年9月26日判決)だ。

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