偽通販サイトの客からスマートフォン決済「PayPay(ペイペイ)」で金をだましとったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は17日、札幌市東区の無職、木村政信容疑者(33)を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕したと発表した。だまし取った金を暗号資産に替えて何者かに送ろうとした形跡があるといい、警視庁はより上位の指示役がいるとみている。 警視庁によると、偽通販サイトで商品を買った客に「在庫切れのため返金する。認証コードを入力して」と連絡し、ペイペイの送金画面に誘導して数字を打ち込ませ、自身のアカウントに送金させる手口とみられる。 同様の被害に遭ったという相談が2025年の1年間で80件ほど寄せられている。サイトは既に閉鎖した。 逮捕容疑は25年8月14日、通販サイトで中古テニスラケットを買った女性に返金するとうそをつき、ペイペイで自分に21万7690円を送金させてだまし取ったとしている。「ペイペイは受け取ったが、だましてはいない」と供述しているという。【洪玟香】