東京都立川市のアパートから現金約930万円が盗まれた事件で、警視庁捜査3課は3日、窃盗と住居侵入の疑いで、前橋市城東町の職業不詳、石倉颯杜(はやと)容疑者(26)を逮捕した。匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の「案件屋」とみられ、警視庁による摘発は初めて。 逮捕容疑は共謀して昨年12月4日夜、立川市の20代男性が住むアパート2階居室に侵入し、現金約930万円と財布など計13点(時価計約493万円)を盗んだとしている。認否は明らかにしていない。 捜査3課によると、石倉容疑者は昨年11月ごろ、すでに逮捕、起訴された指示役の男に対して秘匿性の高い通信アプリで被害者宅の手書きの図面や現金の保管場所などを「案件」として伝えていた。指示役には「今回は少額案件だから」と送信し、成功すればさらに高額の案件に移行する話もしていたという。 石倉容疑者は事件後に指示役と合流し、現金約400万円とバッグ1個を受け取った疑いがある。その場に案件屋に近い立場の男がもう1人いたとみられ、捜査3課が行方を追っている。