北海道函館市で交通事故を偽装して運転者から治療代などを騙し取る、いわゆる「当たり屋」行為をした疑いで、無職の64歳の男が7月6日、逮捕されました。 詐欺の疑いで再逮捕されたのは、住所・不定で無職の名村公芳容疑者(64)です。 名村容疑者は、2025年10月7日午前、函館市海岸町の市道で、走行中の乗用車に故意にぶつかり、運転していた男性(55)に「眼鏡が壊れた」などとうそを言って、眼鏡の修理費用名目で現金数千円とギフトカードをだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、名村容疑者は、故意に車と接触して路上に転倒した後、事前に用意していた壊れた眼鏡を運転していた男性に見せていたということです。 事件の発覚は、男性が金品を渡した後、交番に事故として届け出たため「当たり屋」行為の疑いが浮上し、ドライブレコーダーの解析などから容疑者の犯行と特定し、発生から約9か月経った7月6日に逮捕しました。 取り調べに対し、名村容疑者は「覚えていない」と話し、容疑を否認しています。 名村容疑者は、いわゆる「当たり屋」行為の手口で、これまでに2回逮捕されていて、今回が3回目の逮捕です。 函館市内では同様の手口による被害が複数確認されていて、警察は余罪があるとみて捜査を進めています。