韓国・光州女子高生殺害事件、被告の父親(現職警官)へ「車と暗証番号」を横流し…警察の組織的“証拠隠滅”

【07月08日 KOREA WAVE】韓国・女子高校生殺害事件で、チャン・ユンギ被告(23)による証拠隠滅疑惑を巡り、警察が検察に送致した捜査記録に、犯行に使われたとみられる「結束バンド」に関する内容が一切含まれていなかったことが分かり、警察のずさんな初動捜査への批判が強まっている。 光州(クァンジュ)地検は6日、「警察から本日になってようやく結束バンドに関する記録を遅れて受け取った」と明らかにした。この事件を担当していた光州光山(クァンサン)警察署の専従捜査チームは、事件直後にチャン被告のSUV(スポーツ用多目的車)の車内で結束バンドを発見し、写真や動画を撮影して捜査報告書に添付していながら、実物を証拠品として押収していなかった。 チャン被告は、面識のなかった高校生のイ・チェウォンさん(16)を殺害する前、車の後部ドアを開けて待ち伏せるなど、性犯罪目的で連れ去るために車両や結束バンドを準備していた疑いが持たれている。検察側は、性犯罪目的の立証に不可欠な証拠を警察が意図的に隠蔽、または見落としたとみて追及している。 警察の捜査を巡っては、車内から血痕や指紋を採取して犯罪の嫌疑を確認していながら、車両そのものを押収せず、現職の警察官であるチャン被告の父親にそのまま返却していたことも判明。検察が車両を押収するまでの約半月間、父親がこの犯行車両を運転していた。 さらに、捜査チームが父親にチャン被告の自宅の住所や玄関の暗証番号を漏洩し、父親が部屋に踏み込んで証拠品(成人用フィギュアなど)を破棄するのを手助けしたほか、捜査状況を逐一伝えていた癒着疑惑も浮上している。 光州警察庁は6日午前、当時の捜査チーム長を証拠隠滅の容疑で緊急逮捕した。警察庁は同日、光州警察庁の指揮ラインを捜査から完全に排除し、警察庁直轄の「特別捜査チーム」に拡大編成して、身内による組織的な証拠隠滅や情報漏洩の真相解明を急ぐ。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加