「苦情だけで27件」悪臭が漂う家…ごみの山から犬52匹見つかる=韓国

汚物やごみに覆われた複数の住宅で数十匹の飼い犬を放置し、その一部を死なせた疑いで60代の男が身柄を拘束されたまま検察に送致された。 江原・春川(カンウォン・チュンチョン)警察署は14日、動物保護法違反の疑いでA(64)を前日に身柄を拘束したまま検察に送致したと明らかにした。 Aは数年にわたり、春川市内のアパートや住宅5カ所で犬52匹を不衛生な環境に放置した疑いが持たれている。 Aは、汚物やごみの山の中で犬に十分な水や餌を与えず、その結果、犬3匹が栄養失調などで死に、18匹がフィラリア症などの病気にかかっていたことが分かった。 今回の事件は、4月1日午後3時30分ごろ、春川市孝子洞(ヒョジャドン)にあるアパートの住民が「ドアが開いている家の中で子犬が死んでいる」と警察に通報したことで発覚した。 通報を受けて出動した警察は、春川市役所とともにAが所有する不動産15カ所を合同で点検し、動物虐待が疑われる状況を確認した。その後、今月9日にAが所有するアパートと住宅5カ所を対象に捜索を実施した。 当局は、現場で発見された犬のうち45匹について、病気の有無を調べる検査を行った。ただし、放置された環境で繁殖して生まれた子犬7匹については、別途検査は実施しなかった。 警察は、犬を死なせたり病気にさせたりした虐待の疑いを確認したうえで、Aに対する逮捕状を請求した。裁判所は「証拠隠滅のおそれがある」として、12日に逮捕状を発付した。 捜査の結果、Aによるこうした犯行は約10年前から続いていたことが分かった。この間、Aが所有する春川市内のアパートの住民からは、悪臭や騒音を巡る苦情や通報が絶えなかった。 過去3年間に春川市役所へ寄せられたAに関する苦情や、韓国の行政苦情受付システム「国民申聞鼓」への通報だけでも計27件に上る。公式集計に含まれない電話での苦情まで合わせると、実際の通報件数はさらに多いとされている。 春川市はこれに先立ち、2023年9月にAの同意を得て、ごみや排せつ物で埋め尽くされた住宅から犬17匹を救助した。また、昨年9月にも犬27匹を救助し、保護措置を講じていた。

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