工藤会の「代表者交代」正式に認定 事務所に対する使用制限も終わる

福岡県公安委員会は、特定危険指定暴力団・工藤会(北九州市)の「代表者」について、総裁の野村悟被告(79)から、ナンバー2で会長の田上不美夫被告(70)に変更した、と暴力団対策法に基づき16日付の官報で公示した。 野村被告が逮捕された2014年から続く、北九州市小倉北区の自宅兼事務所に対する使用制限も終わった。 野村・田上両被告は看護師刺傷事件など市民らを襲撃した4事件で組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われ、控訴審で無期懲役の判決を受け上告中。 一方、市民襲撃事件をめぐる訴訟では、野村被告側に3事件で計約1億円超の賠償を命じる判決が確定している。 工藤会は今年3月ごろ、他の暴力団に野村被告の「引退」を文書で伝えた。県警は、野村被告の抱える賠償や自宅の維持などの身辺の世話が、工藤会にとって金銭的負担になり、関係を断つ一因となったとみる。

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