2025年の風営法改正で“好き”や“惚れた”を利用した「色恋営業」が禁止となるなど、ルールが大きく変わりました。その背景には、路上売春や性風俗店での勤務などを客に要求する「悪質ホスト」の存在がありました。 法改正によって、ホストクラブの営業にどのような変化がもたらされたのでしょうか?働くホスト自身、そしてやってくる客の心理に変化はあったのか。法改正前後のホストクラブを取材しました。 (MBSテレビ「ガチの門」2025年8月24日の放送内容を記事化しています) ■ホストクラブで「色恋営業」が禁止に 大阪・ミナミのホストクラブ。 (店長)「色恋(営業)はダメなので、気をつけてね」 (客)「今まで『好き』とか言っていたのに、急に言わんくなったのはそういうこと?」 (店長)「そうそう」 (客)「ひどい!」 ホストからの「甘い言葉」を期待してやってくる女性たち。 しかし、好きや惚れたを利用した「色恋営業」が禁止だというのです。 いま、ホストクラブで何が起きているのでしょうか。 ■法改正の裏に「悪質ホスト」めぐる問題 「風営法の改正」。風営法とは、ホストクラブやキャバクラなどの営業を規制する法律のこと。2025年6月に改正法が施行され、ルールが大きく変わったのです。 まず、色恋を利用した営業の禁止です。 「シャンパンを注文してくれないと関係は終わり」などと、客の恋愛感情を利用して飲食を強要させることが禁止となりました。 また、路上売春や性風俗店での勤務などを客に要求することの禁止も明記。背景にあったのは「悪質ホスト」をめぐる問題です。 ■ターゲットは「ホストの知識がない女性…」 一昨年11月には大阪・ミナミでホストクラブを運営していた社長らが、女性客3人から約350万円を脅し取るなどした疑いで逮捕される事件も。 警察によると、この店では、「一撃講習」と呼ばれるマニュアルを作成。 女性に「一撃」で…つまり、初回の来店で、高額な飲食代を支払わせるためのノウハウを共有していたというのです。