ロンドン、イギリス、7月31日 (AP) ー 英政府によってテロ組織に指定され活動が禁止された抗議団体「パレスチナ・アクション」への支持を表明したとして、ロンドンの裁判所前で30日、70人以上が逮捕された。 警察は、市民団体「ディフェンド・アワー・ジュリーズ(Defend Our Juries)」がウェストミンスター治安判事裁判所前で主催した集会で拘束に踏み切った。 今回の逮捕劇は、パレスチナ・アクションに対し、英最高裁判所に1年前に出された禁止令の撤回を求める申し立ての認可が降りたタイミングで発生した。同団体への加入や支持表明は犯罪とされ、最高で14年の禁錮刑が科される可能性がある。 裁判所前に集まった抗議者は「私はジェノサイド(大虐殺)に反対し、パレスチナ・アクションを支持する」と声を上げ、居合わせた人々から「恥を知れ!」との怒号が飛ぶ中、警察に連行された。 ロンドン警視庁によると、逮捕者は77人に上り、その大半が「禁止組織への支持を表明した疑い」によるものだという。 同団体が違法化されて以降、「私はパレスチナ・アクションを支持する」と書かれたプラカードを掲げただけの行為などにより、これまでに3000人以上が逮捕された。1200人以上がテロ事件関連法に基づき起訴されているが、現時点で有罪判決を受けた者はいない。 英政府は2025年6月、同団体の活動家がガザ地区でのイスラエル軍の軍事作戦に対するイギリスの支援に抗議し、王立空軍基地に侵入したことを受けて活動を禁止した。 団体側は禁止命令を不服として提訴し、高等裁判所は2月に禁止令を無効とする判決を下していた。しかし6月、控訴審判決で控訴院は、この禁止措置について「表現の自由に対する正当かつ均衡の取れた介入である」との判断を示した。控訴院は同団体が直接行動による市民的不服従の枠を超え、財産の破壊や負傷者を引き起こす暴力を行使したと指摘している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)