横浜・港南台駅周辺で放置自転車のパンク被害急増 交番勤務員ら3カ月張り込み…現認して容疑者を現行犯逮捕

パンクした自転車の修理依頼が増えている-。きっかけは4月、JR港南台駅近くの自転車店から寄せられた相談だった。被害に遭ったのは、いずれも同駅周辺の放置自転車。捜査を始めた港南署は、交番勤務員を中心に約3カ月にわたる張り込みを続け、損壊する場面を目撃したとして7月23日に容疑者を現行犯逮捕した。被害は最終的に数十台に及び、署は関与を追及する。 署によると、同駅周辺での自転車のパンク被害は3月以降に急増した。標的となったのは違法駐輪されていた自転車で、1日に複数件の相談が寄せられる日もあったという。 周辺を住宅地や団地に囲まれた同駅は、通勤通学で自転車を利用する住民も多い。駅の駐輪場を定期的に利用するという50代の女性は振り返る。「通勤に自転車は欠かせない。パンクの話は聞いていて、駐輪のたびに怖い思いをしていた」 自転車店からの相談後、署はただちに捜査に着手。駅前交番に加え、他の交番の勤務員も私服で警戒に当たり、被害が集中する曜日には増員した。5月末には、後に逮捕することになる不審な男を発見。駐輪場周辺を何度も行き来していたが、この時は何もせず、署員は焦りを抑えながら地道な張り込みを重ねた。 それから2カ月近くがたった7月23日午後、駅の改札を出た男の姿を再び確認。署員が静かに追尾を始めた。

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