大晦日の晩から元旦の朝にかけて、リオデジャネイロ市の観光名所アルポアドールの岩場で、約30人の男性が野外で乱交している様子が撮影された。その動画はX(旧ツイッター)に投稿され、SNSで瞬く間に拡散され、「アルポアドールの乱交」と呼ばれるようになった。この動画が反響を呼んだことを受け、警察は捜査を開始。AIを用いて関与者の特定を進めていると8日付nd+は報じた。 8日付CNNによると、この事件の捜査を担当しているのはレブロン地区の第14警察署で、現時点では、逮捕者や召喚された者はいない。警察は、フェリックス・パシェコ識別研究所の顔認証システムを使っていると9日付グローボ紙は報じた。リオ州では、23年から警察が顔認証システムを作戦や犯罪予防活動に取り入れるようになり、24年のカーニバルやマドンナ(歌手)のコンサート、この大晦日イベントなどでもその技術を活用してきた。