「還付金があります」他人名義口座に約160万円振り込ませATMで払い出しか 「出し子」とみられる20歳男を逮捕

ことし3月、長崎県南島原市で、市役所職員や銀行員を名乗る人物らが60代の女性をだまし、他人名義の口座に現金約160万円を振り込ませたうえ、この現金をATMから払い出したとして、今月19日、20歳の男が窃盗などの疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、神奈川県川崎市に住む会社員の男(20)です。 ■他人名義の口座に約160万円振り込ませたか 警察によりますと、男はことし3月11日、仲間らと共謀して、長崎県南島原市に住む60代の女性の自宅の固定電話に、市役所職員を名乗って電話をかけ「介護保険料の還付金があります」「還付金の手続きは銀行が行います」「これから銀行の担当者から電話をさせます」などとうそを言い、その後、銀行員を名乗る人物が再度、女性に電話をかけ、ATMで手続きをするよう指示をしました。 女性は、南島原市内のショッピングセンターにあるATMで、自身の携帯電話から指示された番号に電話をかけ、電話で指示を受けながらATMを操作しました。 女性は自分の口座に振り込む手続きだと思いこまされ、実際には男らが管理する他人名義の口座に現金約160万円を振り込んだということです。 ■「出し子」の男がATMから約160万円を払い出しか また、男は正当な払い戻しの権限がないにも関わらず、東京都内の銀行のATMで、2回にわたり、現金約160万円を払い出した疑いが持たれています。 警察によりますと、男は振り込まれた現金を払い出す、いわゆる「出し子」とみられています。 ■電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕 振り込んだ翌日、女性が通帳を確認したところ、見知らぬ口座に振り込みをしていたことが分かり、警察に被害を届け出ました。 警察が所要の捜査を行った結果、男の犯行が明らかになったとして、今月19日、電子計算機使用詐欺、犯罪収益隠匿、窃盗の容疑で逮捕されました。 警察は、男が仲間らと共謀した組織的なニセ電話詐欺事件とみて捜査していて、捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。

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