【卑劣】全国で相次ぐ高級フルーツ盗難…湖西市でも収穫直前の果実が大量に盗まれ生産者落胆 その実態は(静岡)

静岡県内で高級フルーツの盗難被害が相次いでいます。 私たちが訪れたのは湖西市のビニールハウス。 (伊藤 薫平 キャスター) 「ちょうど収穫前、最高の状態にあったメロンが約100個。突然姿を消したということです」 盗まれたのは収穫する直前のアールスメロン100個。1玉約2000円の高級フルーツです。 盗難被害に気付いたのは8月4日。 (メロン農家 石田 基彦さん) 「18歳から就農して今49歳。(盗まれたのは)初めてだったので」 Q.丹精込めて育ててきたものが盗まれてどういう気持ち? 「暑い中、一生懸命丹精込めて育てたものがなくなって悔しいのひとことですね」 農園の入り口に鎖をかけていましたが、防犯カメラは設置していませんでした。 ただ、農園に入るには細い路地を通るしかないため、農家の石田さんは、犯人が事前に現場の状況を調べていたのではないかと話します。 (メロン農家 石田 基彦さん) 「ここはうちの畑(ハウス)しかなくて、この奥は畑も何もないので、ほぼ通るのはうちのみという感じ…リサーチしていた可能性はあります。いない時間、いる時間というのはリサーチしているのかな」 メロンの盗難被害は近くにある別のビニールハウスでも…。 (メロン農家 藤井 友美さん) 「盗られたのが4番目、ここですね」 Q.この延長線上にあったメロンが盗られた? 「ハウスに入った時に、メロンがここに置かれていたので『おかしい』ということで…『やばい、盗られている』と思って、すぐ警察に(通報した)」 7月28日、つるが切られた多くのメロンが地面に置かれていたのを見つけ、その後、60個ほどのメロンが盗まれたことがわかったといいます。 犯行の手口にも特徴が…。 (メロン農家 藤井 友美さん) 「何回も熟知している。メロンの盗り方を熟知している。盗りかたも…メロンは(T字)“アンテナ”ありますよね?そこを大事に、つぶさないように全部かためて置いてあって…それを見た瞬間『プロだ』というのはわかるぐらいな感じで」 Q.転売することがあったとして、転売するときのようにクオリティを保っている? 「もちろん。僕ら“アンテナ”命なので。それがなかったらメロンではなくなるので」 警察はメロン栽培に詳しい人物による犯行とみて、窃盗事件として捜査しています。 (メロン農家 藤井 友美さん) 「(警察からは)うちの靴とは違う靴が『…何回も隅っこを往復した痕があるよ』といわれて…僕が作ったものは僕の名前で消費者に届けたいというのは一番の思いで、それが悔しいというのはあります」 高級フルーツの盗難被害は全国でも…。 (いずみファーム 猪股 和泉 代表) 「ここ、元々マスカットがなっていたところですけど、これ全部ハサミか何かで切って持っていかれてなくなっている」 栃木県のこの農園では、7月から8月にかけて、シャインマスカットが収穫前に盗まれました。その数、約400房。被害額は80万円に上ります。 (いずみファーム 猪股 和泉 代表) 「畑は毎日様子見ていたけど、気づきにくい。後ろの部分だとか死角の部分とかから、わかりにくいように持って行っている」 一方、これは岡山県のシャインマスカット農家で撮影された映像。そこに、1人の男が。 男はビニールハウスの前に立ち、手袋をはめているように見えます。 現れてから約2時間。 シャインマスカットを入れたとみられる黒い袋を地面に置き、カメラの前を横切り…その後、ビニールハウス近くに車を寄せ、黒い袋を積み込みました。 (農園関係者) 「作業を見る限り、それなりに慣れているように見えた」 Q.(収穫では)袋に入れるか? 「(シャインマスカットは)袋には入れない。普段は大体コンテナに入れる」 警察は8月9日、42歳の無職の男を窃盗の疑いで逮捕。7月17日の夕方から翌朝までの間に、ビニールハウスから、シャインマスカット約200房、40万円相当を盗んだ疑いが持たれています。男は、生活費を稼ぐためインターネットで販売していたとみられています。 シャインマスカットの盗難被害は静岡県内でも起きています。 (伊藤 薫平 キャスター) 「同じ湖西市で被害に遭ったのがこちら。シャインマスカットです」 7月下旬、シャインマスカット150房を盗まれたといいます。被害額は30万円相当。 (シャインマスカット農家 谷中 正博さん) 「朝、ここを管理している母親が見に来て、入り口のネットが外されているのを見て、おかしいなと…見に来たら盗まれていた…力が抜けたというか残念な気持ちになりました」 犯行の手口にも特徴が…。 (シャインマスカット農家 谷中 正博さん) 「下手な人が盗んでいくと、木をもいだり、そのまま手でもぐと傷めるので、きれいに傷めずに持っていったのかなと。荒らされてはいなくて、物だけきれいに持っていった」 この農園では3台の防犯カメラを設置していましたが、犯人の姿を捉えることはできなかったそうです。 中東情勢の影響で、ビニールハウスを覆うフィルムなどが高騰する中、大量の盗難被害に遭い、農家の谷中さんは落胆しています。 (シャインマスカット農家 谷中 正博さん) 「今も暑いですが、ハウスの中はもっと暑いですから、そこで作業してくれている人たちのことを考えると、怒るより先にやるせないというか、そういう気持ちになります」 全国でフルーツの盗難被害が相次ぐ中、フルーツの出品もあるフリマアプリ『メルカリ』は、公式SNSで注意喚起を行いました。 盗品の売買は禁止とした上で、盗品の可能性がある商品を見つけた場合は商品ページから通報するよう、呼びかけています。

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