行方不明者の家族に“ウソ報告”で捜索打ち切り 韓国・済州島で遺体発見相次ぐ

国内外から、年間約1400万人が訪れる韓国の人気リゾート・済州島で、警察官が行方不明者の捜索を、事実上、放置し、遺体で発見されるという事態が起きています。 韓国メディアによりますと、5月から行方不明となっていた韓国人女性(37)が、24日、農場で遺体で見つかりました。 行方不明届を受理した警察官は、女性の家族に「本人と連絡が取れた。居場所を知らせたくないと言っている」と説明していました。しかし、交通事故で死亡したとして、受理してから2時間半ほどで、勝手に解決済みとした疑いが持たれています。 家族は、その後も女性と連絡が取れない状態が続いたため、再び、警察に届けを提出。女性の顔写真などを公開し、警察などが捜索を行ったところ、24日、女性が滞在していた宿泊施設から、400メートルほど離れた場所で、遺体が見つかりました。警察は、他殺の可能性は低いとみています。 行方不明届を受理した警察官は、職務放棄などの疑いで、逮捕されました。 さらに、この警察官は、7月に失踪した60代の男性についても、家族に嘘の説明をし、捜索を終わらせていたということです。男性は、22日に遺体で見つかっています。 加えて、23日にも、別の行方不明者の遺体が発見されるなど、3日で4人の遺体が相次いで見つかるという異例の事態となっています。 いまのところ、この警察官が関係していたのは、女性と60代男性の2人ですが、1年5カ月で担当した行方不明事案は298件あり、警察は、このうち10件ほどについて、虚偽の内容で処理した可能性があるとみています。 事態を重く見た李在明(イ・ジェミョン)大統領。 韓国 李在明大統領 「最近、警察の規律の緩みや、治安をめぐる無責任さが、非常に深刻な問題となっている。国民は大いに懸念している」

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