元世界王者ゾラニ・テテさんの地元で追悼式…会場内にリング設置 試合復帰前に射殺される悲劇

ボクシングの元世界2階級制覇王者で38歳で死去したゾラニ・テテさん(南アフリカ)の追悼式が26日、同国東ケープ州にあるオリエントシアターで行われた。 テテさんは21日、同州の自宅前で射殺され、車に同乗していた27歳の女性も負傷。容疑者4人が逮捕された。 現地メディア「ALGOA FM」によると、この日の追悼式にはボクシングやスポーツ関係者、政治家のほか、地域住民や若手ボクサーらが参列。元世界王者の悲劇的な死を悼んだ。オリエントシアターはテテさんが何度も試合で戦ったゆかりの場所で、会場内には功績をたたえるためにリングが設置され、グローブやチャンピオンベルトなどが並べられた。 テテさんは2017年のWBO世界バンタム級タイトルマッチに王者として臨み、世界戦史上最速の開始11秒でKO勝ち。世界に衝撃を与えた。22年にはドーピング違反による出場停止処分を受け、今年7月に処分が満了。復帰に向けて準備を進めていた。 追悼式の式辞では、テテさんが出場停止だった4年の間、若手ボクサーの育成にも力を入れていたことなどが紹介された。また、スポーツ・芸術文化大臣のゲイトン・マッケンジー氏はテテさんの功績を称賛し、父親ゾリレ氏に10万ランド(約100万円)を寄付することなどを発表した。 同メディアは、テテさんの葬儀は29日に行われることを伝えた。

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