「市役所から依頼された」工事費320万円 千葉豪雨の被災者に詐欺未遂か 20代の男3人逮捕 「いい加減にしてもらいたい」と被害男性は怒りあらわに

「市役所から依頼された」と話し、千葉豪雨の被災者から住宅の工事費の名目で現金をだまし取ろうとしたとして、男3人が逮捕されました。被災者の弱みにつけこむ犯行に、被害に遭った男性は怒りをあらわにしています。 千葉県茂原市に住む67歳の男性。先月、千葉県を襲った記録的な豪雨で被災しました。 被害に遭った男性 「ひどいと思った。いい加減にしてもらいたいなと」 男性が憤っているのは豪雨に対してではありません。 カメラが気になったのか、顔を伏せた男。松戸陸容疑者(23)です。塩塚恒太朗容疑者(22)、滝口漂容疑者(22)とともに逮捕されました。 千葉豪雨から2週間ほど経った先月末、3人は男性の家を訪ね、こう話したといいます。 松戸容疑者ら 「茂原市役所から依頼され、床下浸水の被害に遭った家を回っている」 被害に遭った男性 「『床下の点検をさせてくれ』ってことで、蓋を開けてみたんですよ。『ブレーカーを見せてくれ』ってことで、そこを見て『漏電してます』って言うんですよね。床もブカブカなんですよ。そうしたら『これも直した方がいい』って」 3人が男性に要求した工事費は320万円。以前、建設業に携わっていた男性は金額の高さに不信感を覚えましたが… 被害に遭った男性 「『分かった。金を用意しておくから』ってことで、それで3人とも帰ったんですよ。それからやっぱり心配だから市役所に電話したら『市役所ではそういう対応はしていない』と」 詐欺だと確信した男性は警察に通報。現金を受け取りに戻ってきた3人のうち、松戸容疑者と塩塚容疑者は現行犯逮捕され、逃走した滝口容疑者もきのう逮捕されました。 調べに対し、3人は黙秘しているということです。 被害に遭った男性 「人間のあれ(やること)じゃないと思います。実際に困っている人もまわりに結構いますから」 千葉の豪雨被害に便乗した詐欺事件での逮捕発表は今回が初めて。 被災者の弱みにつけこむ行為に県民は… 千葉県民 「それはいけないですよね。だって困ってる人からまたお金をふんだくるのは一番悪いこと」 「そういうのにつけこむ…ひどいですよね」 警察や千葉県は、豪雨被害に便乗した詐欺や盗難に注意するよう呼びかけています。

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