奈良県警の宮西健至本部長(55)=警視長=が4日、奈良市の県警本部で離任会見を開き、「職員や県民らのみなさんの力で、奈良の安心安全が成り立つと実感。さまざまな取り組みで心強く感じた」と約2年5カ月間を振り返った。 「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の犯罪が深刻化する中で着任した宮西氏は在任中、「スマートフォンアプリなどでの情報発信で、特殊詐欺の被害防止や飲酒運転の根絶にも力を入れた」と強調。印象に残った事件として「今年に入り、トクリュウの強盗2件で実行犯や指示役を早期に逮捕し、治安向上につなげた」と話した。 県内では「休日に国宝や重要文化財、自然を堪能できた」と笑顔。県警職員らに「日本一安心安全な奈良の実現へ取り組みを進めてほしい」と繰り返した。 宮西氏は7日付で、警察庁サイバー警察局情報技術解析課長へ異動する。