【AFP=時事】南アフリカの港湾都市ダーバンで3日、反不法移民デモの参加者と外国人グループが衝突し、外国人1人が逮捕された。外国人グループのリーダーによると、この衝突でコンゴ民主共和国(旧ザイール)人5人が負傷した。 ダーバンは、南アにおける不法移民排斥運動の中心地となっている。 警察によると、反不法移民デモの参加者約100人が、政府庁舎前に設置された外国人野営地を「清掃活動」と称して襲撃した。野営地には外国人数百人が寝起きしていたという。 多くのコンゴ人を含む外国人たちは、不法移民排斥運動を展開する南ア人からの保護を求め、13週間前から政府庁舎前に集まっていた。 警察は「混乱の中で石の投げ合いとなり、外国人が投げた石の一つが警察官に直撃した」と説明。この外国人を逮捕したとされるが、国籍などの詳細は明らかにしなかった。 外国人グループのリーダーがAFPに語ったところによると、この衝突で子ども2人を含むコンゴ人5人が負傷した。 コンゴ出身のラファエル司教は、「きょうのデモは非常に暴力的だった」「彼ら(デモ参加者)はここにいたわれわれを目にするやいなや、攻撃を仕掛けてきた。われわれはここにいることで罪を犯しているわけではない。このような行為は不適切だ」と語った。 外国人グループの多くの人は、自分はコンゴからの難民だと主張している。 ラファエル司教によると、デモ参加者らは棒で武装し、野営地を攻撃しようとしたが、警官隊が止めに入った。 警官隊は両陣営を引き離すためにスタングレネードを使用したため、負傷者が出たという。 不法移民排斥運動の過激派が不法移民に6月末までの出国を要求したことをきっかけに、南ア全土で緊張が高まった。 各国政府の統計に基づくAFPの集計によると、これまでに20万人以上の外国人が南アを出国した。 不法移民排斥運動に関連してこれまでに少なくとも4人の外国人が死亡したが、犠牲者の数はさらに多いと主張する外国政府もある。【翻訳編集】 AFPBB News