先月19日、福岡市内を流れる那珂川で、日本に留学中だったネパール国籍のラジバンシ・ラクスミさん(25)が遺体が見つかった事件。警察は8日、ラクスミさんと同じネパール国籍の男女3人を殺人の疑いで逮捕しました。 事件が急展開を迎えたことを受け、ラクスミさんの両親が先ほど取材に応じました。 ラクスミさんの父親 「とても良い娘です。仕事や学校の休憩時間でも、私たちに電話をかけ『お父さん、お母さん元気?』と聞いていました。とても良い子です」 ラクスミさんの母親 「ほかにはいない。彼女だけが頼りでした」 ラクスミさんの頭には外傷があり、首には絞められた跡が残っていました。 逮捕された3人のうち、ラクスミさんとの面識が確認されているのが、タマン・サンズ容疑者(28)です。 サンズ容疑者は、元交際相手の男性と同居していました。その男性が、事件当時、交際していたのが、ラクスミさんだったということです。 ほかに逮捕された2人は、サンズ容疑者の同郷の知人。 サンズ容疑者とタマン・アスミタ容疑者(25)は、一時期、アルバイト先が同じだったといいます。さらに、アスミタ容疑者の交際相手だったラマ・プラビン容疑者(22)と、サンズ容疑者は幼馴染だったとしています。 一方、犯行をめぐって浮かんでいたのが、遺体をどうやって川まで運んだのかという疑問です。 ラクスミさんの部屋には、争った形跡はあったものの、部屋の外から血痕は見つかっていません。 横谷実耶ディレクター 「警察によると、ラクスミさんは複数回の暴行を受けた後、3階のベランダから落とされ、ワンクッションあった後、川に流されたとみられています」 警察が言う“ワンクッション”が、何を意味するのかはわかっていません。 ただ、司法解剖でラクスミさんの肺には、水が入っていたことが明かされました。暴行を受けた後も、川に入った時点では生存していたことになり、死因も溺死だったということです。 ラクスミさんへの暴行、川への遺棄については、サンズ容疑者が一人で行ったとする一方、残る2人についても、犯行を共謀した“共謀共同正犯”にあたるとしています。 警察は、3人の認否を明らかにしていません。 今年1月ごろ、ラクスミさんと交際相手の男性、そして、サンズ容疑者を交え、話し合いの場が持たれたといいます。 ラクスミさんの母親 「(サンズ容疑者は)私の娘を殴り、髪を引っ張るなど暴力をふるった。娘は交番へ行って話し合ったようです」 ラクスミさんは、それを機に引っ越しました。 ただ、サンズ容疑者は、ラクスミさんのルームメートを通し、ラクスミさんが1人でいる時間を聞き出すこともあったといいます。 ラクスミさんの母親 「心配でネパールに帰るよう言ったら、『大丈夫だよ』と」 そんな話をした矢先に起きた事件でした。 遺族によりますと、11日にラクスミさんはネパールの家族のもとに帰るといいます。 ネパールのラクスミさんの両親が知りたいと話すのは、あの日何があったのか、真実です。 ラクスミさんの父親 「容疑者たちは、厳しい罰を受けるべきです。娘がどれほど残酷に殺されたか。警察は明らかにしてほしい」