「あなたの保険証を使って禁止薬物を大量購入されている」厚労省や沖縄県警の警察官などかたる男らから電話60代女性が1000万円分の暗号資産だまし取られる=静岡県警

静岡市の60代の女性が、厚生労働省の職員などをかたる人物に1000万円相当の暗号資産をだまし取られる事件がありました。 詐欺の被害にあったのは、静岡市駿河区に住む60代の無職の女性です。警察によりますと、2024年8月中旬、自宅の固定電話に厚生労働省の職員をかたる人物から電話があり、「あなたの保険証を使って禁止薬物を大量購入されています」などと言われたということです。 さらに女性は、沖縄県警那覇警察署の警察官や検察官をかたる男とSNSでやり取りを重ねる中で「詐欺グループのところからあなた名義のキャッシュカードが出てきた」「不起訴にするためにはいろいろとやってもらうことがある」などと言われたということです。 女性は、計1000万円相当の暗号資産を2回に分けて、検察官をかたる男が指定してきたアドレスに送金しました。 その後、女性が那覇警察署に連絡したところ、連絡を取り合っていた男が警察にいなかったことで事件が明らかになりました。 警察は、「警察が逮捕の免除を理由に現金の振り込みを要求することはぜったいにありません!」と注意を呼びかけています。

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