大型商業施設で買い物中にカートから目を離した高齢者を狙った連続窃盗事件で、去年12月に逮捕されていた札幌市東区の無職の男(75)が窃盗の疑いで再逮捕されました。 男は去年11月23日午後0時40分ごろ、札幌市東区の大型商業施設で80代の女性が、買い物カートにかけていた現金約2万4000円や敬老優待乗車証、財布などが入った手提げバッグを盗んだ疑いが持たれています。 1週間後の11月30日午後3時ごろにも、同じ店舗内で60代後半の女性がカートにかけていた現金1000円やカードなどが入った財布を盗み出した疑いも持たれています。 警察によりますと、男はいずれも商業施設で陳列棚の商品に目を向けた買い物客を狙っていて、同年12月にも同様の手口で70代の女性からカート上のリュックサックから財布を盗んだ疑いですでに逮捕されていました。 調べに男は「金に困ってやった。金は生活費に使って現金以外は捨てた」などと容疑を認めています。 同じような被害の届け出が同店舗を利用した高齢者から出ていて、警察は男との関連を調べています。