独検察、中国スパイ容疑で女を逮捕 情報機関員に情報提供の疑い

Friederike Heine [ベルリン 1日 ロイター] – ドイツの検察当局は1日、独東部ライプチヒの物流サービス会社で働く中国人の女を中国の情報機関のためにスパイ活動をした疑いで逮捕したと発表した。 容疑者は、ライプチヒ近郊の空港の物流会社で勤務中に得た情報を中国の情報機関職員に提供していた疑いがもたれている。 この情報機関職員は、右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のクラー議員事務所で働いており、欧州議会などの情報を中国側に流していた疑いで4月に逮捕された。 検察当局によると、容疑者が2023年と24年に提供した情報には、飛行や貨物、乗客に関するデータのほか、軍事装備の輸送やドイツの武器会社とつながりのある人物に関する詳細が含まれていた。 ロイターはベルリンの中国大使館にコメントを求めたが回答は得られていない。

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