架空の警察署改修工事で融資金詐取 容疑で設計会社役員ら2人逮捕 過去の受注実績悪用か

警察署の改修工事を受注したと偽って融資金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は24日、詐欺容疑で、横浜市にある設計会社「政所設計」常務、政所正枝容疑者(86)=横浜市南区=と、関連会社役員の田代照也容疑者(65)=川崎市宮前区=を逮捕した。認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は令和6年12月下旬ごろ、共謀の上、30代男性に「令和7年2月下旬に警視庁警察署の大規模改修工事の入金があるので返済可能だ」と噓を言い、偽造した契約書を示すなどして、融資金名目で約1400万円をだまし取ったとしている。 捜査2課によると、政所容疑者が自社への融資元を探していたところ、会社の資金力を示すための契約書の偽造を田代容疑者が提案。男性とは金融ブローカーらを介して知り合い、融資後に1600万円を返済すると説明していたという。返済されないことを不審に思った男性が令和7年4月に警視庁に相談した。 政所設計は令和元年~7年、警視庁施設の設計や工事監理などの受注実績があった。田代容疑者は、令和5年8月に受注した「東村山署秋津三丁目交番」の改築設計の契約書を基に、パソコンで受注額を約5000万円に書き換えるなどして契約書を偽造したとみられる。 捜査2課は、詐取金を政所設計の債務返済などに充てたとみて、詳しい経緯を調べる。

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