反町隆史主演ドラマ「GTO」(毎週月曜夜10:00-10:54、カンテレ・フジテレビ系/FODほかにて配信)の第10話が9月21日に放送され、英吉(反町)が初めて教師らしく生徒を説得する姿が描かれた。これまで見せなかった英吉の涙に視聴者は驚き、また心の底から思いを訴える姿に感動コメントが多くポストされた。(以下、内容のネタバレを含みます) ■50代になった鬼塚英吉が奮闘 藤沢とおる氏による同名漫画が原作の本作は、元・暴走族総長の教師・鬼塚英吉が、型破りな行動で生徒や学校の問題にぶつかっていく学園ドラマ。1998年放送以来28年ぶりに “反町版”が完全新作の連続ドラマで復活。50代になった鬼塚が、時代の流れと共に変わった学校事情や様々な事情を抱えた生徒たちに立ち向かいながら、「真の“グレートティーチャー”とは何か?」を模索していく ■経験が無さすぎて、恋愛問題への向き合い方がわからない英吉 英吉のクラスの生徒・若槻琴音(梶原叶渚)と学校職員・宮澤龍之介(工藤阿須加)の恋愛問題が浮上。これまで数々の問題に立ち向かい、乗り越えてきた英吉だが、生徒同士ではなく生徒と職員の恋愛は初のケース。そのうえ、色恋とは無縁で、付き合った女性は妻のあずさ(松嶋菜々子)1人の彼は、経験が無さすぎて、どう解決すべきなのかさっぱりわからない。 対応に悩む英吉に、琴音は「先生は、どうするのが一番正しいと思うんですか?」と、ストレートに質問をぶつけてくる。教え子と結ばれる教師は昔からたくさんいるし、宮澤は教師ではなく職員。だったらなぜ、自分は彼と付き合ってはいけないのか…琴音の言い分には一理あり、彼女が疑問を持つのも無理はない。 英吉はしどろもどろになりながら、宮澤は35歳で琴音は16歳だから、と年齢差を持ち出した。そんな当たり障りのない答えでは、琴音は納得しない。答えに困った英吉は、「柏原先生から説明してもらった方が…」と逃げようとした。 クラスメートから「鬼っちなら、きっと何とかしてくれる」「アイツは普通のオトナとは違う」などと、英吉が力になってくれるはずだとなだめられていた琴音は、頼りにならない英吉にガッカリ。「みんなが大好きな鬼っちって、普通のオトナと同じようなことしか言わないんだけど」と、全員に向かって言うのだった。 ■「今日は教師として話をする」 結局、宮澤は高校への出向が取りやめとなり、本社へ戻ることに。それを知った琴音は、自分のせいで彼が追われたのに、平気な顔をしてこのまま高校に通うことはできない、と学校を辞めると宣言。そして、「彼のことが好きなだけなのに、なぜ変な目で見られるのか」「普通の恋人のように2人で時間を過ごしたいだけ」と言う彼女に、英吉はかける言葉が見つからなかった。 退学する意思を曲げず、家族とケンカして家出した琴音を、実央が近隣のネットカフェを片っ端から回って見つけ出し、彼女の部屋に保護。連絡を受けた英吉が実央の部屋に行くと、琴音が、高校を辞めてバイトをする、と履歴書を書いていた。 英吉は、「考え直す気は無いんで」と言う琴音の前に座り、「今日は、教師として話をする」と言い、実央に話を振って助けを求めることはしない、と告げた。それでは“本物の教師”には一生なれないからだ。 英吉は、今回の件について、宮澤に「“恋愛はニガテです”って言い訳して、何の解決策も出せない」と言われ、「昔みたいに好き勝手ばっかりやって、いつになったら本物の教師になるんだよ?今のアンタが胸張って“グレートティーチャー”って言えんのかよ」となじられたことが、かなりこたえたようだ。 ■英吉、涙の説教 英吉は、琴音に、宮澤と一緒に居たい気持ちはわかるが、今の彼女には宮澤と付き合う資格が無いと告げた。「私が未成年だから?」と言った琴音に、彼は「いくらオレが自分のことを“いい教師だ”っつっても周りが認めてくれないのと一緒だ」と説明した。「若いから血迷ってる」などとあしらわれてしまうのだ、と告げた英吉に続き、実央が「だからね」と補足しようとした。 だが彼は「先生は黙っててもらっていいですか」と制し、卒業するまで宮澤に対する気持ちが変わらないことをみんなに証明するしかない、と諭した。だが琴音は、「何でそんな周りを気にしなきゃいけないわけ?」と納得しない。 答えに詰まった英吉は、思わず実央に助けを求める目を向けた。だが、助け舟を出そうとした実央を慌てて手で制し、「だから…」と必死で自分の言葉で伝えようと考えた。 そして、「どんな人間も、他の人の助けなしでは生きられないし…」と言ったが、琴音は「無人島で生きていける人も居るし」と減らず口をたたく…。そんな彼女に英吉は、「でも無人島だと寂しいぞ?」と言い、「オレは、これからオマエに寂しく生きてほしくねぇんだよ」と思いを伝えた。 「“高校生”って素晴らしい時間を生きてるから、オマエは青春して笑ってなきゃダメなんだよ。希望にあふれてなきゃダメなんだよ!オマエにそんな顔させてるから、龍之介はダメなんだよ!」と英吉は徐々にヒートアップ。それを宮澤もわかっているからこそ、今は別れを選択したのだと説明した。 高校を卒業して18歳になってから堂々と付き合えばいいじゃないか、と言う英吉に、琴音は、それまでに彼が心変わりするかもしれないと不安を口にした。英吉は正直に「変わるかもしれないな…」と答えた。だが続けて、「2人の気持ちが変わらない方を信じる。だって、琴音も龍之介もオレの自慢の教え子だから!2人が純粋で優しい人間だって知ってるから。だからオレは、2人が幸せそうに笑ってる未来を信じる。誰が何と言おうと信じる!信じたい。信じさせてくれ」と、涙ながらに訴えた。 すると、それまで黙っていた実央が「私も、喋っていいですか?」と英吉に尋ね、彼は「どうぞ。もういっぱいいっぱいなんで」と場を譲った。 ■「オマエが記念すべき、オレの(説教)第1号の生徒」 実央は、自分も英吉の言った2人の未来を信じると言い、その為に一緒に頑張ろう、と琴音に伝えた。そして、琴音が「本さえあればいい」と言っていたことに対し、「困った時、最後に支えてくれるのは、あなたが出会った人たちの言葉や共に過ごした時間」と告げ、先ほどの英吉の言葉を一生忘れてほしくない、と告げた。 実央が話し終わると、琴音は突然履歴書をクシャクシャにして「あーメンドくさい!早くオトナになりたい」と言い始めた。まだ反抗するのかと思ったがそうではなかった。彼女は続けて「タイムマシンがあるわけじゃないし、高校行って卒業してやるか」と独り言のように語った。 それを聞いた英吉は「本当か?本当か?」と尋ね、「メチャクチャうれしい!」と、泣きそうな顔でガッツポーズした。「そんなに喜ばなくても…」とあきれる琴音に、英吉は「初めて教師みたいに説教して、わかってもらえたから」と感動していることを明かし、「オマエが記念すべき、オレの(説教)第1号の生徒だ。一生、忘れないからな」と伝えたのだった。 視聴者は、英吉のまさかの涙に「鬼っち泣いてる」「鬼塚、泣いた」と一斉にコメント。「鬼っちが泣くから、こっちもボロ泣き」「涙腺崩壊」と、英吉の涙にもらい泣きした視聴者も多かったようだ。そして「高校生の琴音に納得できる理由を自分の考えで説明する鬼っちは、今回の『GTO』で一番良かった」「鬼っち、泣いて喜んでくれるの、良い先生だよ」「自分のために泣いてくれるなんて…」と、生徒に寄り添う姿にも感動のコメントがあふれていた。 「鬼っち、本当にグレートティーチャーだよ!」と視聴者から絶賛され、英吉自身も「昨日までのオレとは違う」と成長を自認していたが、あずさはそうではなかった。久々に届いた彼女からのメッセージには、「タイムオーバーです。グレートティーチャーとは何かって答えも出せないみたいだし、離婚届にサインして下さい」と書かれていた…。 そんな中、男子生徒・佐藤颯真(難波碧空)が逮捕される事態が。次回最終回、学校でも家庭でも解決しなければならない問題は山積だ。 ◆文=鳥居美保