TVガイドWebでは、反町隆史主演のカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ「GTO」(月曜午後10:00=カンテレ制作)の放送に合わせて、各話で物語の中心となる生徒役のキャストにインタビュー。連載最終回に登場するのは、最終話のメインキャラクター・佐藤颯真を演じる難波碧空。颯真は、1年B組の中でもクールで無口な雰囲気を漂わせ、どこか異質で不思議な存在感を放ってきた生徒だ。 藤沢とおるさんの同名漫画を原作とする「GTO」は、元暴走族の教師・鬼塚英吉(反町)が、生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。本作では、52歳となった鬼塚が、デジタル管理や評価制度が浸透した令和の教育現場に赴任する。 最終話では、颯真が抱えてきた問題と向き合うとともに、1年B組、そして鬼塚英吉という教師の物語も大きな局面を迎える。颯真と鬼塚の間にあった隔たりは、どのように変わっていくのか。そして、28年ぶりに連続ドラマとして復活した「GTO」は、どんな結末へたどり着くのか。難波に、佐藤颯真という役への向き合い方、反町との芝居で受けた刺激、最終話の見どころを聞いた。 ――まず、佐藤颯真役に決まった時のことから伺います。 「初めて聞いたのは、最終の合否発表のタイミングです。反町さんも足を運んでくださって、そのタイミングで反町さんの前に自分も立って、『佐藤颯真役』とそこで初めてお聞きしました。オーディションの時は、颯真というキャラクターもいましたし、今いる生徒たちの役もあったので、いろいろな役を演じながら受けていました。颯真がある程度こういうキャラクターなのかなというのは、自分の中ではイメージでしかなかったんですけど、実際に佐藤颯真を演じさせていただくことになって、そこからいろいろ掘り下げていきました」 ――メイン回が最終話だと知った時は、どんな受け止め方でしたか。 「正直なことを言うと『本当に僕でいいのかな』という気持ちがありました。僕はあまり演技経験が豊富ではないですし、他の生徒役の皆さんは子役の時からずっと演技をやられている方だったり、それを本業とされている方々もたくさんいらっしゃる。だから、自分のメイン回を作っていただけることに感謝しかなかったです。オーディションで『あなたは佐藤颯真です』といろいろ情報を得てからも、なかなか実感は湧きませんでした。でも撮影が始まって、自分自身、生徒、鬼塚先生と向き合っていく中で、少しずつ『もっと役を知りたい』という気持ちが出てきました」 ――颯真という人物については、最初からつかみ切れていたわけではなかったと? 「颯真は、一見するとクールで無口で、でもどこか異質というか、不思議な雰囲気が漂っているキャラクターです。視聴者の皆さんもそうだと思いますし、僕自身もまだ、颯真について『これだ』という確信を得られているわけではありません。今は、自分なりの颯真像を描きながら演じています。シーンが進むごとに、見てくださる方々にとっても颯真というキャラクターが動いていくはずなので、彼と自分自身、難波碧空という自分をリンクさせながら深めていきました」 ――鬼塚先生との関係性については、どう捉えていましたか。 「役としては、最初は颯真も鬼塚先生と距離や壁があります。ただ、実際の難波碧空としては、ああいう先生に来ていただけたら、僕もほかの生徒たちも意思を受け継いで、学校生活が毎日楽しくなりそうだと思っています」 ――今の時代における鬼塚先生の存在については、どう感じていますか。 「ぶっちゃけて言ってしまうと、今の時代にはなかなかいないと思います。ネット社会、SNS時代になって、いい意味でも悪い意味でもいろいろ変わってきている今だからこそ、直面する問題もある。鬼塚先生は、28年前の1998年版の『GTO』とは変わらない姿勢で向き合っています。ただ、問題が現代の子に合ったものになっているので、反町さん演じる鬼塚先生の在り方は変わらずに、違う角度、違うジャンルの問題が起きるところも、個人的にすごく楽しみです」 ――反町さんと同じ現場に立つ中で、受け取るものも多かったようですね。 「ここまで魂で演じられている方がいるんだと感じました。僕自身、演技経験があまり豊富ではない中で、俳優さんと同じ現場で実際にセリフをやりとりするのも初めてだったので、反町さんの人柄の良さと、反町さん演じる鬼塚先生の姿勢から吸収することしかありません。ちゃんと学んでいきたいです」 ――現場での反町さんとの距離感にも、どこか先生と生徒のような空気があるのでは。 「反町さんの距離感がすごくいいんです。もちろん親身になって、演技のこともプライベートのこともたくさん話してくださるんですけど、密になりすぎず、かといって突き放すわけでもなく、生徒と先生という距離感を保って毎日お会いさせていただいています。そういうところも全部尊敬しています」 ――最終話の台本を読んで、どんなところに見どころを感じましたか。 「最終話なので、割と総まとめのような感じでもあるんです。他の話数では、生徒1人の問題を鬼塚先生が解決していく流れがありますが、最終話の場合は自分自身の解決もありますし、『GTO』としてちゃんと完結させなきゃいけない。自分自身の問題は前半の方で解消されていく部分もあるんですけど、あとは反町さん演じる鬼塚先生の最終的なあり方を、皆さんに最後まで見届けていただきたいです。そして、28人の生徒たちもそうですし、28年ぶりに復活した『GTO』を、また別角度で楽しんでもらえたらうれしいです」