いよいよ今年のノーベル賞の受賞者が、10月5日から順次発表されます。ことしの受賞者の発表は、10月5日(月)が生理学・医学賞、6日(火)が物理学賞、7日(水)が化学賞、8日(木)が文学賞、9日(金)が平和賞、翌週12日(月)が経済学賞の順となっています。日本からは、おととし日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が平和賞を受賞したほか、去年は大阪大学の坂口志文さんが生理学・医学賞を、京都大学の北川進さんが化学賞を受賞していて、日本が3年連続の受賞となるか、期待が高まります。【生理学・医学賞】初日に発表される生理学・医学賞は、異常なタンパク質を修復したり除去したりして細胞を守ろうとする仕組み「小胞体ストレス応答」を解明した京都大学特別名誉教授の森和俊さん(68)や、睡眠を調節する脳内物質『オレキシン』を発見し、睡眠障害の研究や治療の発展につながる成果を挙げた筑波大学教授・柳沢正史さん(66)などが注目されています。【物理学賞】2日目に発表される物理学賞は、数百億年に1秒程度しかずれない「光格子時計」を開発した東京大学大学院教授・香取秀俊さん(62)や、「最強の永久磁石」と呼ばれる「ネオジム磁石」を発明し、実用化に成功した大同特殊鋼(だいどうとくしゅこう)顧問の佐川眞人さん(83)などが注目されています。【化学賞】3日目の化学賞は「ペロブスカイト」と呼ばれる構造の物質を使った次世代太陽電池を開発した桐蔭横浜大学特任教授・宮坂力さん(73)や、太陽光を利用して水を分解する「光触媒」の原理を発見し、クリーンエネルギーと環境技術の発展に道を開いた東京理科大学栄誉教授の藤嶋昭さん(84)などが注目されています。【文学賞】4日目の文学賞は、1987年に発表した小説『ノルウェイの森』が空前のベストセラーとなり世界各国で翻訳されたことで知られる人気作家の村上春樹さん(77)が注目されています。【平和賞】5日目の平和賞は、毎年、ノルウェーのオスロ国際平和研究所が予想していて、いずれも日本人が裁判所長を務めているICJ(国際司法裁判所)とICC(国際刑事裁判所)が有力な候補としてあげられています。ICCをめぐっては、アメリカのトランプ政権が、自国民が戦争犯罪などの捜査対象となることや、イスラエルのネタニヤフ首相らに逮捕状を請求した措置に反発し、ICCの赤根智子所長らを制裁対象に指定していて、日本でも波紋を広げています。【経済学賞】10月12日(月)に発表される経済学賞は、唯一これまで日本人が受賞したことがありません。初受賞の候補として毎年有力視されているのが、マクロ経済が専門のアメリカ・プリンストン大学の教授、清滝信宏さん(71)です。清滝さんは、資産価格の下落や信用の縮小が景気後退を増幅させる仕組みを理論的に解明し、金融危機の理解に大きく貢献しました。3年連続受賞の吉報が日本に届くか注目です!