“警察官ら2人殺害” 富山交番襲撃のやり直し裁判が開廷、5年半ぶり出廷の島津被告は無言を貫き、被害者遺族が死刑回避を求め証人出廷へ

2018年、富山市の奥田交番が襲撃され、警察官と警備員の男性の2人が殺害された事件の差し戻し審が富山地裁で始まりました。一審の無期懲役判決が控訴審で破棄され迎える異例のやり直し裁判。強盗殺人などの罪に問われている島津被告は、一審同様、裁判長の問いかけに一切答えませんでした。裁判長「被告人は氏名・名前を言ってください」島津「…」裁判長「もう一度、名前は何と言いますか?」島津「…」法廷に5年ぶりに姿を見せた島津被告。裁判長の問いかけに一言も発することはありませんでした。元自衛官の島津慧大被告(30)は2018年6月26日富山市の奥田交番で稲泉健一警視(当時46)を刃物で殺害して拳銃を奪い、奥田小学校の正門前にいた中村信一さん(当時68)を殺害した強盗殺人などの罪に問われています。一審の富山地裁は争点となった「強盗殺人罪の成立」を認めず、殺人と窃盗の罪にとどまると判断。また被告の発達障害・ASD自閉症スペクトラムの影響についても犯行に至る経緯や動機に一定程度酌むべき事情があるとし、死刑の求刑に対し無期懲役の判決を言い渡しました。しかし控訴審では事実誤認があるとして、「強盗殺人の成立を前提に被告の責任能力など、評議を尽くすのが相当」だとして審理を富山地裁に差し戻しました。■事件から8年、迎えた差し戻し審では…開廷前には一般傍聴席30席に対し、278人が列をつくり注目度の高さがうかがえました。事件で命を落とした警備員・中村信一さんの妻と長女ら遺族も法廷に足を運びました。逮捕時に受けた銃弾の後遺症で、車いすに乗り5年半ぶりに法廷に姿をみせた島津被告。スーツ姿でメガネをかけ、黒髪短髪、無精ヒゲが伸びていました。冒頭の人定質問では裁判長の問いに自らの声を発しない姿勢を通します。裁判長「被告人は氏名、名前を言ってください」島津「…」裁判長「本籍、住居、住所について何か答えることはありますか?」島津被告「…」

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