高知市の高齢女性が、“警察官”を騙る相手の電話やチャットを信じ、現金820万円を騙し取られていたことがわかりました。高知県警によりますと、9月11日、高知市の80代女性の固定電話に、「警察本部の拾得物担当」を名乗る女から、「免許証などが入ったセカンドバッグが拾得物としてあがっている」と電話がありました。女性が「手元に免許証がある」ことを伝えると、電話は“刑事”を名乗る男に代わり、「犯罪収益隠匿罪の疑いがある」などと言われた女性はSNSに誘導され、ビデオ電話やチャットで「逮捕状」の画像を見せられました。そして、「入出金を確認するので、現金を引き出す」よう指示された女性は、数日に分けて現金820万円を出金し、相手の指示に従って現金全てを紙袋に入れ自宅の敷地内に置くと、その現金を回収されだまし取られたということです。その後、男に連絡できなかったことから女性が「警察本部」に相談したところ、警察本部の名前を騙った詐欺だと発覚しました。県内では2026年、109件の特殊詐欺事件でおよそ8億4255万円がだまし取られています。このうち「ニセ警察官詐欺」の被害は32件・3億3910万円と、手口別では最も多くなっています。県警は、「警察官がSNSやビデオ通話で連絡したり、送金を求めたりすることは絶対にない」と注意を呼びかけています。